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<巻頭カラー口絵>
第1章 荷電粒子の静電相互作用による 液中コロイド結晶の形成とその制御
1 荷電コロイド系の結晶化
1.1 はじめに
1.2 コロイドの安定化
1.3 静電相互作用
1.4 荷電コロイドの結晶化
1.5 塩基の添加による表面電荷数の制御
1.6 荷電コロイドの結晶化に対する温度の影響
1.7 塩基の解離の温度依存性を用いた結晶化の温度制御
1.8 イオン性界面活性剤の吸着を用いた結晶化の温度制御
1.9 おわりに
2 一方向結晶成長による大型荷電コロイド単結晶の作製
2.1 はじめに
2.2 塩基の拡散による一方向結晶成長
2.3 温度勾配下での一方向結晶成長
2.4 高分子ゲルによる結晶の固定
2.5 おわりに
3 準安定状態の分散液をもちいたコロイド結晶形成
3.1 準安定状態
3.2 コロイド結晶の作製
4 薄膜型コロイド結晶の成長過程
4.1 薄膜型コロイド結晶の作製
4.2 薄膜型コロイド結晶成長過程の解析
4.2.1 スペクトル測定
4.2.2 光学顕微鏡観察
4.2.3 液晶チューナブルフィルターを用いた結晶粒の観察
4.2.4 Kikuchi-Kossel線測定
5 荷電粒子によるコロイド結晶形成シミュレーション
5.1 荷電コロイド粒子系のモデル
5.2 荷電コロイド粒子系の数値シミュレーション
第2章 枯渇引力による液中コロイド結晶の形成とその制御
1 枯渇引力により生成するコロイド結晶
1.1 枯渇引力とは
1.2 枯渇引力による1成分系の結晶化
1.3 多成分系の結晶化
1.3.1 枯渇引力による多成分コロイドの結晶化
1.3.2 枯渇引力による2成分コロイドの結晶化相図
1.4 ソフトなコロイド粒子の結晶化
2 枯渇凝集引力系コロイド結晶の核形成と成長プロセス
2.1 はじめに
2.1.1 粒子間に引力が働く系のコロイド結晶成長
2.1.2 モデルとしてのコロイド結晶
2.1.3 引力系コロイド結晶表面の2次元核形成
2.2 枯渇凝集引力によるコロイド結晶化
2.3 枯渇凝集引力による核形成と結晶成長プロセス
2.3.1 テラス上での2次元核形成
2.3.2 古典的核形成理論の適用
2.3.3 異種基板上への核形成
2.4 キンク形成とステップ成長
2.4.1 キンク形成メカニズムとステップ成長速度
2.4.2 キンク距離と粒子間相互作用
2.5 まとめ
3 枯渇引力によるコロイド結晶形成・凝集体成長シミュレーション
3. 1 枯渇引力系のモデル
3. 2 枯渇引力系の凝集体形成のシミュレーション
第3章 剛体球粒子の集積による コロイド結晶の形成とその制御
1 移流集積法を用いた周期的コロイド堆積膜の形成
1.1 移流集積法
1.2 ストライプ構造の形成
1.3 格子構造の形成
1.4 ライン状ドット構造の形成
1.5 「縦」ストライプ構造の形成
1.6 まとめ
2 周期的コロイド堆積膜形成過程の直接観察とシミュレーション解析
2.1 メニスカス形状変化のシミュレーション解析
2.2 メニスカス形状変化の直接観察
2.3 ストライプ構造の周期性予測モデル
2.4 まとめ
3 剛体球粒子分散系の構造形成シミュレーション
3.1 はじめに
3.2 剛体球系小史
3.3 剛体球系シミュレーションの方法論の発展
3.3.1 最近接粒子の判定法
3.4 剛体球系の相転移
3.4.1 2次元系の融解問題(2次元アルダー転移問題)
3.4.2 3次元剛体球系
3.4.3 剛体球分散系とガラス転移
3.5 まとめ
4 濃縮結晶化現象によるコロイド結晶薄膜
4.1 はじめに
4.2 オイル被覆下における濃縮結晶現象
4.3 コロイド結晶薄膜の製膜プロセス
4.3.1 水平型コロイド結晶成膜
4.3.2 垂直型コロイド結晶成膜
4.4 コロイド結晶薄膜の大面積化
4.5 おわりに
第4章 いろいろなコロイド結晶
1 ポリマーブラシ付与複合微粒子からなるコロイド結晶
1.1 はじめに
1.2 ポリマーブラシ付与複合微粒子の精密合成
1.3 複合微粒子集積フィルムの構造と機能
1.4 準ソフト系コロイド結晶の創製
1.5 準ソフト系コロイド結晶の構造と機能
1.6 ポリマーブラシ付与複合微粒子の二成分系コロイド結晶の形成
1.7 おわりに
2 黒色粒子によるコロイド結晶
2.1 はじめに
2.2 自然界における構造発色
2.3 天然メラニンとポリドーパミン
2.4 コロイド結晶による構造色材料
2.5 黒色粒子による構造発色
2.5.1 ポリドーパミン粒子による構造発色
2.5.2 ポリドーパミンをシェル層とするコア-シェル粒子による構造発色
2.6 黒色材料の添加による構造発色
2.7 おわりに
3 ハイドロゲル微粒子からなるコロイド結晶
3.1 はじめに
3.2 ゲル微粒子とは
3.3 界面における二次元コロイド結晶化
3.4 三次元空間に形成されるゲル微粒子コロイド結晶
3.5 おわりに
4 チタニアナノシートコート粒子からなるコロイド結晶
4.1 コロイド結晶の応用展開とコア・シェル粒子の必要性
4.2 チタニアナノシートをコートしたコア・シェル型粒子
4.2.1 高屈折率シェルを有するコア・シェル型粒子
4.2.2 LBL法によるチタニアナノシートコート粒子の合成
4.2.3 チタニアナノシートコート粒子の特性
4.2.4 チタニアナノシートコート粒子からなるコロイド結晶の作製
4.2.5 チタニアナノシートコート粒子からなるコロイド結晶の特性
4.2.6 コロイド結晶の光学特性に及ぼすチタニアナノシートコート粒子の厚みの影響
4.3 おわりに
第5章 コロイド結晶の応用
1 角度依存性のないコロイド結晶の作製とその光学特性
1.1 色材の開発における新たな挑戦
1.2 生活に利用できる構造発色性材料の開発
1.3 球状のコロイド結晶
1.4 安全な白と黒の素材を利用した球状のコロイド結晶の開発
1.5 まとめ
2 フォトニックラバー:ポリマー固定化歪み応答材料
2.1 はじめに
2.2 フォトニックラバーの構造色と変色の仕組み
2.3 センシング素子としての応用を目指して
2.4 成膜プロセス
2.5 実用化を目指した研究
2.6 おわりに
3 構造色エラストマー
3.1 はじめに
3.2 構造色エラストマーの調製と測定
3.2.1 高分子微粒子およびコロイド結晶フィルム
3.2.2 構造色エラストマーの調製
3.2.3 測定
3.3 膨潤コロイド結晶フィルムが示す構造色
3.4 高分子マトリックス中へのコロイド結晶と構造色の固定化
3.5 構造色エラストマーの歪応答性構造色変化
3.6 構造色エラストマー変形時のコロイド結晶構造の変化
3.7 構造色エラストマー調製時における構造色の保持
3.8 おわりに
4 高分子ゲル固定コロイドフォトニック結晶のスペクトルチューニング
4.1 はじめに
4.2 高分子ゲル固定コロイド結晶フィルムの作製方法
4.3 溶媒,ゲル組成によるスペクトルチューニング
4.4 温度,ゲル組成によるスペクトルチューニング
4.5 高分子ゲルの異方的な体積変化によるチューニング感度の向上法
4.6 おわりに
5 コロイド結晶によるレーザー発振
5.1 はじめに
5.2 フォトニック結晶としてのコロイド結晶
5.3 微粒子の合成とコロイド結晶の反射特性
5.4 コロイド結晶の作製方法と応用研究
5.5 コロイド結晶を用いたレーザー発振
5.6 コロイド結晶ゲル膜による波長可変レーザー発振
5.7 コロイド結晶エラストマー膜による波長可変レーザー発振
5.8 まとめ
6 ポリマー固定化コロイド結晶色材
6.1 はじめに
6.2 スピンコート法により作製されるアクリルポリマー固定化コロイド結晶
6.3 スプレー塗装法により作製されるポリマー固定化コロイド結晶
6.3.1 基板の濡れ性
6.3.2 コロイド分散液の粘度
6.3.3 スプレー塗装によるコロイド結晶膜の作製
6.3.4 スプレー塗装で作製したコロイド結晶膜の構造
6.3.5 スプレー塗装による発色パターン形成
6.4 ポリマー固定化コロイド結晶の応用に際して
6.4.1 コロイド結晶の顔料としての利用
6.4.2 コロイド結晶への顔料添加
6.4.3 アクリルモノマー組成による柔軟性の付与
6.5 おわりに
7 人工オパールとコロイド結晶色材
7.1 天然オパールと人工オパール
7.2 人工オパール
7.3 単分散球状シリカの合成
7.4 粒子の形状及び性質
7.5 コロイド結晶の作製
7.6 ゲル固定化結晶から樹脂固定化結晶へ
7.7 結晶の調整・色彩,大きさなど
7.8 天然のオパールとの比較
7.9 その他の技術