わかりやすいクリーンルーム総合講座
~歩留まり向上のための改善ポイント~
クリーンルームの基礎から作業員管理,局所高清浄度域の確保・維持まで

通信講座概要
略称
クリーンルーム
通信講座No.
ce250102
開催日
2025年01月20日(月)
講師
水谷 旬 氏
<元・新日本空調株式会社 クリーン化技術エンジニア>
講師の経歴
【専門】クリーンルームに関する研究・開発全般(特に工業用クリーンルーム),
    プレゼンテーション,技術教育.
【資格】 エネルギー管理士,環境計量士(騒音・振動関係),TOEIC765点。
【略歴】 1980年代より,主にクリーンルームに関する研究・開発に従事。
長年の成果品の情報整備と活用,技術営業,社内外教育,社内教育プログラム設計,社内プレゼンテーション講師,学協会活動,講演,執筆,通信教育(社外),知的財産権管理等を行ってきた。
講演回数81回(累計502時間),執筆90件,通信教育20件。
受賞歴(クリーン化技術分野にて)
2019年6月19日,日本空気清浄協会(JACA)より感謝状を受賞。1991年から約30年間,ISO規格・JIS規格・JACA指針などの制定に携わったことに対して授与。

学協会活動の経歴[現在は,全て退任]
・ISO/TC国内委員会委員(日本空気清浄協会)
・JIS B 9920 改正原案作成委員会 本委員会委員
・「クリーンテクノロジー」誌 編集委員
著書多数
備考
◆本講座は3ヶ月コースの通信教育講座です。
 開講日から弊社より毎月(計3回)テキストを郵送します。

◆テキストに付属する演習問題に解答していただき、講師が添削します。
 模範解答と一緒に添削が終わった解答用紙を弊社からご返送します。
 解答用紙の送付・返送やご質問は基本的に全てmailでやり取りさせていただきます。
価格
[一般価格]
1名で受講した場合:  55,000円 (本体価格:50,000円)
2名で受講した場合:  99,000円 (本体価格:90,000円)
3名で受講した場合:  132,000円 (本体価格:120,000円)
4名以上で受講した場合の1名あたり追加金額:  44,000円 (本体価格:40,000円)

[会員価格]
1名で受講した場合:  44,000円 (本体価格:40,000円)
2名で受講した場合:  55,000円 (本体価格:50,000円)
3名で受講した場合:  66,000円 (本体価格:60,000円)
4名以上で受講した場合の1名あたり追加金額:  22,000円 (本体価格:20,000円)
価格関連備考
※請求書はお申し込みを受理次第、発送させていただきます。
複数名でご受講いただき、別々に発行が必要な際には申込ページのコメント欄にてご指示ください。
スケジュール
1月20日(月) 開講 第1講テキスト発送
2月20日(木) 第1講 演習問題回答締切(必着) 第2講テキスト発送
3月21日(金) 第2講 演習問題回答締切(必着) 第3講テキスト発送
4月21日(月) 第3講 演習問題回答締切(必着)
5月14日(水) 修了書送付予定

<受講にあたって>
※テキストは開講時に郵送しますが、回答は、Microsoft Wordで、電子メールで提出していただきます。
※各講の添削結果や模範解答なども、弊社から電子メールにて返信させていただきます。
趣旨
この通信講座では、クリーンルームに関する知識を総合的に高め、さらにその応用として、製品の歩留まり向上に結び付く様々な考え方(理論)とコツ(実践)のわかりやすい解説を通して、実務への即応力を身に付けることを第一の目的とする。
 現在では、省エネのために、“必要な場所に、過不足のない清浄度レベルで”という要求があたりまえになってきている。しかし、製品廻りでこのような状態を確保・維持するにはどのようにすればよいのであろうか? この課題に何らかの指針を与えてみたいと思う。
プログラム

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第1講:クリーンルームの一般知識と実状
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【趣旨】
​ この第1講では、後に続く内容を理解するために、クリーンルームに関する重要な用語・事項を確認する。特に、クリーンルーム内の気流・塵埃の実状(流れ、発塵、拡散範囲)を見る。
 これらは、第3講で出てくる”局所高清浄度域の確保と維持”に重要な関わりを持ってくる。

【プログラム】

1.清浄度を再確認する
  1-1 清浄度のイメージと定義
  1-2 現実は不均一?

2.クリーンルームの種類
  2-1 用途種類・空気の流し方による種類・構造による種類

3.クリーンルーム内の気流の実状
  3-1 クリーンルーム内の気流
  3-2 模擬製造装置廻りの気流

4.クリーンルーム内の塵埃・ミストの実状
  4-1 基本的な性質(気流との関係,拡散範囲)
  4-2 物や運動機構からの発塵  

 【演習問題】


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第2講:作業員の管理と教育,クリーンルームの清掃,国内外関連規格の動向
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【趣旨】
 この第2講では、クリーンルームあるいはクリーンエリア内の主要発塵源の一つである人間(作業員)からの発塵機構を解明すると共に、その汚染防止の指針を探る。
 また、クリーンスーツ・クリーン手袋・エアシャワーなどについて、正しい認識が持てるようにする。併せて、クリーンルームの清掃について解説する。さらに、国内外関連規格の最新動向についても言及する。

【プログラム】

5.クリーンルーム内の作業員管理と教育
  5-1 守るべき大原則
  5-2 適正な着用
  5-3 人の位置取り・適正な動作
  5-4 管理・教育の要点/注意点
  5-5 人からの発塵機構(内圧変動,摺動発塵,拡散範囲)
  5-6 クリーンスーツの選定方法・洗濯頻度・劣化
  5-7 クリーン手袋の扱い
  5-8 エアシャワーの効果

6.クリーンルームの清掃
  6-1 清掃の種類
  6-2 各部位の清掃方法・頻度・注意点
  6-3 クリーンルーム運転停止時の塵埃挙動

7.クリーンルームの国内外関連規格の最新動向
  7-1 ISO規格、JACA指針、JIS規格など。
       表面清浄化のコンセプト、清浄化の対象範囲、汚染とその原因

 【演習問題】


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第3講:局所高清浄度域の確保と維持(含,対策指針),その他
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【趣旨】
 この第3講では、第1・2講で得た知識・知見に基づき、「局所高清浄度域の確保と維持」について解説する。
 そして、歩留まり向上への対策指針と、製造環境の改善事例も示す。
 最後に参考文献紹介を付す。

【プログラム】

8.局所高清浄度域の確保と維持
  8-1 給排気バランスと流線の制御
  8-2 クリーンベンチ内とその周辺気流の制御
  8-3 異風速吹出し
  8-4 垂直一方向流域と非一方向流域との境界(気流性状,塵埃拡散)
  8-5 各種吹出口による気流性状,除塵能力
  8-6 可搬式クリーンブースの clean up 特性
  8-7 FFU吹出しゾーン内の清浄度確保と維持
  8-8 室間差圧(気流性状,風速分布,塵埃拡散)
  8-9 まとめ

9.さらなる清浄化への指針(対策)
  9-1 微小塵埃/ミスト/気流を見える化(可視化)→ そして対策へ
  9-2 普遍的な対策コンセプト
  9-3 回避/除去/抑制の手順と考え方
  9-4 汚染対策の要点 → 製品の歩留まり改善へ

10.製造環境改善事例
  10-1 模擬機器または作業台廻りの気流性状改善
  10-2 クリーンベンチ奥の滞留解消
  10-3 クリーンベンチ内テーブルの改善
  10-4 狭い領域の清浄化

11.参考文献
  初級~上級者向けまで、主要なものを紹介 

 【演習問題】
 

キーワード
クリーン化,作業員,教育,省エネ,局所,高清浄度,清掃,規格,気流,塵埃,維持
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