外観品質を保証するための見逃し・バラツキ低減に向けた
外観目視検査の進め方と検査員教育法
曖昧さをなくし、バラツキのない検査を行うために
限度見本、検査手順設定の考え方から検査結果の活用法まで詳解!!

通信講座概要
略称
外観目視検査
通信講座No.
ce250201
開催日
2025年02月14日(金)
講師
KPIマネジメント(株) 代表取締役 根本 隆吉 氏
講師の経歴
電機系メーカーにて技術部門、資材部門を経て香港・中国に駐在
現地においては、購入部材の品質管理責任者として購入部材仕入先品質指導及び品質改善指導
延べ100社に及ぶ仕入先工場の品質改善指導に奔走
2007年KPIマネジメント設立(2012年法人化)
中国現地工場の品質管理体制構築、品質改善指導、及び、国内中小製造業の現場改善、経営改善支援を実施
関東経済産業局 伴走型支援 伴走コンサルタント
名古屋外国語大学非常勤講師(2012~2016年)
備考
◆本講座は3ヶ月コースの通信教育講座です。
 開講日から弊社より毎月(計3回)テキストを郵送します。

◆テキストに付属する演習問題に解答していただき、講師が添削します。
 模範解答と一緒に添削が終わった解答用紙を弊社からご返送します。
 解答用紙の送付・返送やご質問は基本的に全てmailでやり取りさせていただきます。
価格
[一般価格]
1名で受講した場合:  55,000円 (本体価格:50,000円)
2名で受講した場合:  99,000円 (本体価格:90,000円)
3名で受講した場合:  132,000円 (本体価格:120,000円)
4名以上で受講した場合の1名あたり追加金額:  44,000円 (本体価格:40,000円)

[会員価格]
1名で受講した場合:  44,000円 (本体価格:40,000円)
2名で受講した場合:  55,000円 (本体価格:50,000円)
3名で受講した場合:  66,000円 (本体価格:60,000円)
4名以上で受講した場合の1名あたり追加金額:  22,000円 (本体価格:20,000円)
価格関連備考
※請求書はお申し込みを受理次第、発送させていただきます。
複数名でご受講いただき、別々に発行が必要な際には申込ページのコメント欄にてご指示ください。
スケジュール
2月14日(金) 開講 第1講テキスト発送
3月14日(金) 第1講 演習問題回答締切(必着) 第2講テキスト発送
4月14日(月) 第2講 演習問題回答締切(必着) 第3講テキスト発送
5月14日(水) 第3講 演習問題回答締切(必着)
6月09日(月) 修了書送付予定

<受講にあたって>
※テキストは開講時に郵送しますが、回答は、Microsoft Word、 Excel(Microsoft Office2007~2016)形式で、電子メールで提出していただきます。
※各講の添削結果や模範解答なども、弊社から電子メールにて返信させていただきます。
趣旨
外観品質への要求は時代とともに高まっており、外観検査は品質保証のための重要なポイントです。外観品質は製造工程から作り上げていくものですが、最終的には外観検査で保証することになります。外観検査は、可能であれば自動検査機で客観的に行うことが望ましいのですが、実際には技術的な問題や経済的な問題で自動検査機を導入できないことも多く、目視による外観検査が数多く行われているのが実状です。しかしながら、何の手だてもせずに外観検査を行っている会社も多くあります。
 本通信教育講座では外観検査の考え方や実施手順を解説します。具体的には、基準の設定では、定量的基準と定性的基準、定性的基準の問題点とそれを解消するために用意する限度見本、検査手順設定の考え方、検査員の能力を最大限に発揮させる検査環境、そして検査員の育成・教育、検査精度の維持のための定期認定について、基礎的ところからわかりやすく解説いたします。また、省エネの観点から移行が進んでいるLED照明の問題点についても解説しています。加えて、検査精度アップやすり抜け防止の事例も紹介いたします。自社工場や外注先外観検査の見直しや指導方法の参考としてください。
 本講座では、品質管理の基本的な考え方や検査データのフィードバックについても解説しますので、新人や若手社員教育の講座としても最適です。
プログラム

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 第1講 品質管理の考え方・品質保証における検査の役割
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<趣旨>
 第1講では品質管理・品質保証の概念・考え方を説明いたします。次に品質管理・品質保証の中で検査がどのような役割を果たしているか、そして検査における外観検査の位置付け・果たすべき役割について学んでいただきます。また、外観検査は官能検査(人間の五感を活用する検査)のひとつですが、官能検査のあいまいさを極力排除する必要があります。その排除方法や考え方についても学んでいただきます。

<プログラム>
1.品質管理と品質保証
 1-1.品質とは何か
 1-2.品質管理の考え方
 1-3.品質保証の考え方
 1-4.品質とコスト
 1-5.管理のサイクル
2.品質保証と検査
 2-1.品質保証における検査の役割
 2-2.検査種類
 2-3.検査工程における外観検査の果たす役割
 2-4.gai検査方法の選択について
 2-5.全社的課題として外観品質に取り組もう
3.外観検査・官能検査のあいまいさ
 3-1.官能検査について

【演習問題】

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 第2講 外観目視検査の適切な進め方と実施手順
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<趣旨>
 第2講では実際に外観目視検査を行うにあたって、押えておかなければならなにポイントと手順を学んでいただきます。

<プログラム>
1.検査基準の明確化および設定
 1-1.基準の定量化
 1-2.定性的基準の問題点
 1-3.基準の規定方法
 1-4.「無きこと」基準のあいまいさ
 1-5.検査基準の表現方法例
 1-6.検査基準の設定手順
2.見本の準備
 2-1.検査員の理解と見本の必要性
 2-2.見本の種類
 2-3.限度見本の使い分け
 2-4.限度見本の作成方法
 2-5.限度見本の工夫
 2-6.限度見本の掲示方法
 2-7.限度見本を掲示する場所
 2-8.限度見本の更新管理
 2-9.見本の管理要領
3.検査方法手順の決定
 3-1.標準化を図る
 3-2.検査手順の決定
 3-3.検査の動作手順
 3-4.検査の観察条件と姿勢
 3-5.検査のスピード
4.精度を上げる、効率を高める検査環境の作り方
 4-1.検査環境設定の考え方
 4-2.温度・湿度
 4-3.照明
 4-4.机・椅子
 4-5.音
 4-6.効率を高めるための休憩時間の設定
 4-7.精度を高めるための検査員の健康管理
5.検査員への教育
 5-1.適性判断の要否
 5-2.初期選択の要件
 5-3.検査員によるバラツキはなぜ起きるのか
 5-4.初期教育・訓練
 5-5.仮認定と適性有無の判断
 5-6.外観検査の実施
 5-7.本認定
 5-8.定期認定と定期教育
 5-9.資格認定制度と認定の取消・解除
6.検査のすり抜け防止・精度を上げる事例紹介
 6-1.検査基準のビジュアル化
 6-2.心理的要因の排除
 6-3.検査した品物を再検査できる体制にする
 6-4.不良率の低いものは発見されにくい(不良品による刺激を与える)
 6-5.検査を単純化する
 6-6.判断区分の追加
7.外観検査実施上の管理・システム
 7-1.必要なルール・システム
 7-2.顧客から信頼されている検査員を作れ

【演習問題】

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 第3講 外観検査結果の活用およびクレーム対応
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<趣旨>
  工程での作り込みを支援するために検査データを活用することが重要です。第3講では検査データのフィードバックとそれの前提となるロットトレース方法について学んでいただきます。

<プログラム>
1.ロットトレース
 1-1.ロットトレースとは
 1-2.ロットトレースの目的
 1-3.具体的なロットトレース方法
 1-4.現品票
 1-5.各工程の台帳管理
2.外観検査で必要な検査データ
3.外観検査データのフィードバック
 3-1.フィードバックの方法
 3-2.製造工程へのフィードバック
 3-3.検査員へのフィードバック
 3-4.検査工程・方法改善のためのフィードバック
4.外観クレームの対応方法
 4-1.顧客クレーム対応の目的
 4-2.顧客クレームの対応
 4-3.外観クレームの多くはコミュニケーションで解決できる
 4-4.保証できる範囲を明確にしておく

【演習問題】 
 

キーワード
品質,保証,外観,官能,検査,基準,限度見本,検査員,クレーム,教育,ロット,通信,講座
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