★科学的な根拠に基づいた「刃物の切れ味・評価」について解説します!
※本セミナーはZoomを使ったLIVE配信セミナーです。アーカイブ配信はございません。
1.刃物の歴史と金属の基礎知識
1-1.人類の進歩と刃物の進歩は付いてまわる
1-1-1.アイスマンの時代と日本刀の台頭
1-1-2.さびない鉄柱
1-1-3.鉄はなぜさびるのか
1-1-4.ステンレス鋼がさびにくいメカニズム
1-1-5 鋼材は安いモノから高いモノがある
1-2.A社とB社の出刃包丁の比較検討
1-2-1.光顕組織観察の手順と具体的方法
1-2-2.A社とB社の化学組成の違い
1-2-3.刃先の構造に違い(小刃があるいかないかで刃物寿命が変わる)
1-2-4.刃先部の引張応力と圧縮応力に伴う残留応力分布
1-2-5.マイクロビッカース硬さ分布の違い
1-3.日本刀における「刃文」の正体解明
1-3-1.調査した日本刀
1-3-2.日本刀の外観と炭素量分析
1-3-3.刃先部における星形マルテンサイト組織と硬さ
1-3-4.日本刀の中心部付近における光顕組織とビッカース硬さ分布
2.高級刃物ダマスカス鋼と疑似刃物ダマスカス鋼
2-1.ダマスチール鋼の波形模様と製造方法
2-1-1.ハンドブックからの出典と粘土積層による模擬模様
2-1-2.ダマスチール理美容ハサミの実態
2-2.偽ダマスカス鋼の刃物
2-2-1.ダマスカス鋼に見せた疑似ダマスチール包丁の実態
3.新しい刃物製作の試み
3-1.100均包丁とハサミは高級刃物と同じ特性を有するのか
3-1-1.刃先(切っ先)部と中心部のマイクロビッカース硬さ
3-1-2.100円包丁の刃先部と中心部における走査電子顕微鏡組織
3-1-3.刃先部に観察できたクロム欠乏層
3-2.組織観察による実測刃角度と3D測定マイクロスコープ測定による刃角比較
3-2-1.3D測定マイクロスコープとは
3-2-2.実測した各種刃物の刃角測定
3-2-3.3D測定マイクロスコープ(切断法)による各種刃物の刃角比較
3-3.機械加工を支える産業用刃物としての条件
3-3-1.金属を削る産業用刃物
3-3-2.バイト工具、ドリル刃の切れる秘密、金ノコの硬さと側面組織
3-4.超軽量そば切り包丁の発明ものがたりと特許取得までの経緯
3-4-1.刃物に必要な具備条件
3-4-2.軽量化に伴う鉄と軽量材料とのこれまでの接合法(TIG溶接、YAG溶接、レーザー溶接、超音波溶接など)
3-4-3.嵌合法による接合技術
3-4-4.特許と審査請求
3-4-5.超軽量そば切り包丁と超軽量理美容鋏の製作