2025年03月28日(金)
12:30~16:30
P&Gイノベーション(合)研究開発部
リサーチフェロー 博士(医学) 宮本 久喜三 氏
《ご専門》
画像技術を用いた皮膚の臨床的評価、皮膚測定及び診断方法開発、皮膚老化及び抗皮膚老化の研究
皮膚(主に顔面皮膚)の老化指標の標準化、皮膚医学、
医薬部外品、化粧審の効果効能法の確立
《ご略歴》
1991年 修士 神戸大学農学部 生化学専攻、発酵生産学科
2002年 医学博士 徳島大学医学部 内科皮膚科学専攻
1994年 P&Gイノベーション(合)入社 研究開発部 シニアサイエンティスト
2003年 P&G米国本社 マイアミバレー中央研究所 インターナショナルマネージャー
2007年 P&Gイノベーション(合)研究開発部門 プリンシパルサイエンティスト(主任研究員)
2016年 P&Gイノベーション(合)研究開発部門 リサーチフェロー(上席技術責任者)
《ご活動等》
米国 Society of Cosmetic Chemists Committee 参与会員
日本疫学学会会員
日本皮膚老化学会会員
日本化粧品時術者会 効果効能評価法委員会会員
非会員:
49,500円
(本体価格:45,000円)
会員:
46,200円
(本体価格:42,000円)
学生:
49,500円
(本体価格:45,000円)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
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よくある質問
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資料付
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2)
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・
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化粧品、特に最近のスキンケア製品は多様化した消費者のニーズに応えるためにも様々な機能性が謳ってある。スキンケア製品の多様な機能性に対応した有効性を実際の人の皮膚で検証しておくことは自身の製品の効果を保証するためにも、消費者の便益においても重要である。本講座ではスキンケア製剤に有用性評価を臨床的に検証する試験を計画するときに必要な基礎知識を習得する。また目的を明確にしてムダなく効率的で且つ科学的に客観性がある試験計画の立て方と、効果訴求に対応した精度の高い測定方法について理解を深めていく。
なお本セミナーは、2014年から2016年にかけて、好評裏を得た技術講座「皮膚の測定・評価法と化粧品の有用性評価試験実施のポイント」の内容を発展的に継承するものである。テキストも、最近10年間に起こったスキンケア市場の変化に応じて講師が実践・経験した内容を加えるなど、大幅な改訂を行っている。また国内だけではなく、海外、特に中国市場における化粧品の規制も考慮した評価内容を示唆する。
自社のスキンケア製品を実際の皮膚を用いて効率的に測定し、有効性を立証したい方を対象に、試験で起こりえる多様なトラブルを予め理解し、アピールしたい目的に応じた臨床試験を短期間且つ低コストで実施するノウハウを分かりやすく解説いたします。このようなニーズをお持ちの方、ぜひ、ご参加ください。
1.はじめに
2.スキンケア化粧品の臨床効果試験とは
2-1 試験の目的
2-1-1 スキンケア効果の分類(視覚的評価、物理的特性評価)
2-1-2 効果データの使用目的(処方のスクリーニング、最終製品の訴求)
2-2 皮膚の構造とスキンケア製品塗布効果の関係
3.スキンケア製品効果試験の計画
3-1 全体計画
3-1-1 データの使用目的に応じた試験デザイン、試験計画書
3-1-2 目的とするスキンケア効果を立証するための測定方法
3-1-3 被験者の選択
3-1-4 試験期間
3-2 試験機関、測定環境
3-2-1 測定室の環境設定(温度、湿度、照明)
3-2-2 試験機関の選択(社内で行うか、外部機関に委託するか)
3-2-3 その他測定環境で整えておくべき注意点
4.皮膚測定方法
4-1 視覚的皮膚画像解析方法
4-1-1 皮膚の色味に関する測定:皮膚色/シミ/くすみ/ニキビ等
4-1-2 皮膚の表面形状に関する測定:キメ/毛穴/シワ(小じわ)(2D/3D測定)
4-2 物理特性測定方法
4-2-1 角質水分量
4-2-2 バリア機能(表皮水分蒸散量)
4-2-3 皮脂分泌量
4-2-4 皮膚弾力量
4-3 その他特徴的な皮膚測定方法について
4-4 バラつきを抑えた測定方法のコツ(測定再現性、測定者の測定精度、等)
5.被験者の選択
5-1 目的とする有用性を立証するための被験者選択基準、方法
5-2 適切なn数とは
5-3 バラつきを抑えるための被験者の事前選択
5-4 被験者測定スケジュール調整
5-5 その他気を付けておくべきこと(同意書、個人情報データ等)
6.試験の実施
6-1 上記試験計画書に則った試験実施の確認
6-2 実施前のリハーサル
6-3 試験データの解析、まとめ方
6-4 その他
7.総括、今後の展望について
【質疑応答】
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