特許情報分析（パテントマップ）から見た建設大手11社

技術開発実態分析調査報告書

■本誌の特徴等
１．調査目的
建設大手11社に関する出願件数、出願人（共同出願人）、発明者、特許分類などに対し、ランキング、時系列推移、技術分布図など様々な観点から分析したパテントマップおよび、パテントチャートを作成し、
(1) 建設大手11社にどのような技術の出願があるか、
(2) 11社の技術開発動向はどのように推移しているか、
(3) 2016年以降における企業及び技術の注目すべき動向は何か、
(4) 11社と共同出願人との連携状況はどのようになっているか、
(5) この分野に強い弁理士（特許事務所）と企業の利用状況はどうか
等を明確にして、「建設大手11社」の知財活動の現状について具体的なデータを提供し、今後の開発の指針決定に役立てようとするものである。

【　建設大手11社　】
1.清水建設　2.大成建設　3.大林組　4.鹿島建設　5.竹中工務店　6.五洋建設
7.前田建設工業　8.フジタ　9.三井住友建設　10.奥村組　11.戸田建設

２.特許情報の収集方法
本調査報告書は、「建設大手11社」の過去11年余（国内出願日：2008年1月1日～2019年3月31日）に及ぶ公開特許について、検索、収集した。また、報告書作成には、パテントマップ作成支援ソフト「パテントマップEXZ」（インパテック（株）製）を使用した。
特許情報公報の総数は14,029件である。

３．報告書の構成
本報告書は、以下の３つの部分から構成されている。
１．パテントマップ編
A．2016年以降に新規出現した出願人、技術分類による動向分析
B．建設大手11社全体分析
C．建設大手11社技術開発状況分析（特許分類）
D．建設大手11社技術開発状況分析（キーワード）
E．建設大手11社比較分析
F．建設大手上位5社個別分析
G．特定3社比較分析（1位清水建設、2位大成建設、3位大林組）
H．弁理士（特許事務所）の動向分析

２．パテントチャート編

３．総括コメント

４. 本報告書の特徴
●　「建設大手11社」に関する最近11年余、さらには2016年以降（最新月まで）の技術動向が分かりやすく把握できる。
●　「建設大手11社」に関する弁理士（特許事務所）の動静が読み取れる。
●　パテントマップおよびパテントチャートで視覚的に理解しやすい。


━━━━━━━━━≪目次一覧≫━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

はじめに

調査分析結果

I．パテントマップ編

A．2016年以降に新規出現した出願人、技術分類による動向分析
2016年以降における
・出願人別出願件数ランキング（上位50）
・技術分類（上位50ＦＩ、上位50Ｆターム）別出願件数ランキング
・出願人別出願件数伸長率マップ
など4マップを掲載。
【資料1、2】2016年以降に新規出現したＦＩとＦタームの分類リスト（上位100）

B．建設大手11社全体分析
｢テーマ｣の全体動向について
・出願件数推移、発明者数推移、新規発明者数推移のマップ
・出願人、技術分類ごとの出願件数ランキングマップ
・出願件数＊新規発明者数の推移対比マップ
・期間、出願人を着眼点とした技術分類別出願件数マップ
などの9マップを掲載。

C．建設大手11社技術開発状況分析（特許分類）
特許分類から建設大手11社技術開発状況を比較分析するための
・分類数推移マップ
・前期間と後期間による技術分類の出願件数比較マップ
・技術分類の伸長率マップ
・技術分類の出現・消失状況マップ
・出願件数の伸びと技術分類の構成率の比較
・特定Fターム分類における出願人別、分類別出願件数ランキングマップ
・特定Fターム分類におけるＦターム分類とＦターム分類、Ｆターム分類と出願人の各出願件数相関マップ
など31マップを掲載。

D．建設大手11社技術開発状況分析（キーワード）
キーワードから建設大手11社技術開発状況を比較分析するための
・キーワードの出現・消失状況を分析するマップ
・キーワードの伸長率を分析するマップ
など3マップを掲載。

E. 建設大手11社比較分析
建設大手11社を比較分析するための
・前期間と後期間による建設大手11の出願件数比較マップ
・出願件数、新規分類数、共同出願人数、新規発明者数推移を比較するマップ
・建設大手11と技術分類上位20の相関マップ
・審査権利状況
・出願件数の伸びと技術分類の構成率の比較
など12マップを掲載。

F. 建設大手上位5社個別分析
上位5社をそれぞれ個別に分析を行うための
・各出願人の技術分類上位20による出願件数推移マップ
・各出願人の技術分類上位40による出現・消失状況マップ
・各出願人の技術分類上位40の伸長率マップ
・各出願人の技術分類上位20の伸びと構成率のマップ
・各出願人の独自キーワードを分析するマップ
・各出願人の共同出願人
など37マップを掲載。

G. 特定3出願人比較分析（1位清水建設、2位大成建設、3位大林組）
特定3出願人を比較分析するための
・各出願人の技術分類の出願件数、出願件数推移の比較マップ
・各出願人の技術分類の出願件数伸長率の比較マップ
・各出願人の技術分類別グロスランキングマップ
・各出願人と技術分類との相関マップ、伸び変遷マップ
など11マップを掲載。

H．弁理士（特許事務所）の動向分析
・弁理士別の出願件数ランキングマップ、出願件数推移マップと比率のシェアマップ
・上位40弁理士と上位20FIメイングループの相関マップ
など3マップを掲載。

II．パテントチャート編

パテントチャートでは、特定の出願人を指定し
・公報図等を含む時系列チャート、Fターム分類と発明者のマトリクスチャート分析
・特定Fターム分類の技術分類マトリクスチャート
・注目特許のサイテーションマップ
など6マップを掲載。


III．　総括コメント
参考資料
【資料3】出願人統合リスト
【資料4】建設大手11社の上位100発明者リスト
【資料5】パテントマップ・パテントチャートの種別と見方