現在,日本だけでなく世界は大変に深刻な時代を迎えている。平成23年3月11日(2011年)に発生した東北地方太平洋沖地震と,それに伴って発生した大津波,また,東京電力が抱える原子力発電所の崩壊に伴う広範な地域の放射能汚染。日本社会に与えた激甚さは,明治維新(1868年)や,第二次世界大戦(1945年)の敗戦に匹敵するとも言われる。東日本大震災によって日本国民は多くの犠牲者を出しただけでなく,生き残った人々にも容赦のない生活苦が襲いかかっている。また,同じ自然災害ではあるが,台風による風水被害や,一般の季節変化以上の異常な気温変化が,それに追い打ちをかけている。
一方,世界に目を向けてみても中東・北アフリカ諸国では反体制デモが続発し,エジプト,イエメン,リビア,シリア,サウジまで内乱状態になり,一方,ギリシャの経済破綻はEU諸国にその影響は飛び火し,それに誘引されるが如く,アメリカなどの先進国の金融不況が,世界経済に暗雲をもたらしている。すなわち,政治・経済のグローバル化により各国別に起こった問題は,瞬く間に世界に飛び火し,全ての国民,全ての年齢層の人々が,不安という大きなストレスを抱えている。多くのストレスを誘引する原因は,生活習慣病の引き金になり,また,精神活動の異常を惹起する。高ストレス社会であるからこそ,ストレスを軽減し,リラックス,ゆとり,安心,抗疲労状態が,特に求められている時代である。以上のような,環境の変化に伴うストレスもあれば,超高齢化により「ヒトが人間らしさ」を失った時に引き起こされるストレスもある。
ストレス状態が深刻化する前に,如何にしたらそれを予防できるか,軽減することができるか。そこに食品の役割があると思われる。美味しい食事をすれば笑顔がこぼれ幸福感に浸れる。また,食品成分により体調が良くなり,ストレス軽減につながるかも知れない。5年前(2006年)に,食の面からのストレス軽減を思考し,「抗ストレス食品の開発と展望」の本をまとめた。この出版効果があったのかは分からないが,幸いにして,その後,多くの抗ストレスに関わる食品が世に出た。また,当時と比較すると,最近では多くの新規の食材が研究発表されており,また,社会情勢からも抗ストレス食品の新たな開発が求められている。そこで,同様の主旨をもって,今回,「抗ストレス食品の開発と展望 II」として,新たに情報を纏めることにした。抗ストレス食品を開発するための評価法,最近の抗ストレス食品素材に対するエビデンス,そしてそれらを利用した食品などについて,日夜,研究開発に携わっている第一線の研究者に執筆して頂いた。
本書が,健康食品産業に関わる多くの研究者に利用され,また,現在,まだエビデンスが十分でない部分については積極的に研究を推進し,世の中に貢献できるような商品開発の一助になれば幸いである。
2012年1月
静岡県立大学 横越英彦
第1章 総論
【第1編 総論】
第1章 ストレス予防と健康食品の役割 村田正弘
1 現代生活とストレス
2 セルフメディケーションと生活改善
3 ストレス負荷と身体の反応
4 食物と栄養素
5 栄養補給と健康食品の功罪
第2章 抗ストレス食品の市場動向 武田 猛
1 はじめに
2 ムードフードの定義
3 日本市場の動向
4 海外市場動向
5 おわりに
第3章 栄養成分表示 石見佳子
1 食品の表示について
2 栄養表示基準
2.1 栄養成分表示
2.2 強調表示と相対表示
2.3 栄養機能表示
3 特別用途表示
3.1 病者用食品
3.2 妊産婦,授乳婦用粉乳
3.3 乳児用調整粉乳
3.4 えん下困難者用食品
3.5 特定保健用食品
4 栄養表示に関する国際的ルール
4.1 栄養強調表示(Nutrition Claim)
4.2 健康強調表示(Health Claim)
5 各国の栄養表示制度
5.1 米国
5.2 ヨーロッパ連合(EU)
6 栄養表示の義務化について
【第2編 抗ストレス食品開発のための評価法】
第1章 食品の抗ストレス指標と分析法 ―概要― 武田英二
1 はじめに
2 実験動物を用いたストレス評価法
2.1 免疫機能
2.2 ノルアドレナリン神経活動
2.3 行動評価
3 ヒトによるストレス評価法
3.1 質問票
3.1.1 社会再適応評価尺度(Social Readjustment Rating Scale:SRRS)
3.1.2 精神障害等に係る業務上の判断指針
3.2 免疫機能
3.3 ストレスホルモン
3.4 生理的指標
3.4.1 自律神経系の反応
3.4.2 心臓血管系の反応
3.4.3 心拍変動解析
3.4.4 脳機能の画像診断法
3.4.5 光トポグラフィー
3.5 遺伝子発現
第2章 抗ストレス食品の動物による機能評価 榊原啓之,下位香代子,寺尾純二
1 はじめに
2 代表的なストレス関連動物評価モデル
3 抗ストレス食品を評価するための動物試験を実施する際の注意事項
3.1 飼育室へ搬入した後の順化期間
3.2 ハンドリング
3.3 経口投与作業への順化
3.4 飼育室内および飼育ケージ内の環境
4 ラット強制水泳試験
4.1 動物の購入~試料投与まで
4.2 試料調整
4.3 試料投与
4.4 測定装置等準備
4.5 予備水泳セッション
4.6 本水泳セッション
4.7 自発運動活性試験
5 社会的ストレス負荷モデル
5.1 単独隔離ストレスモデル
5.2 過密ストレス負荷モデル
5.3 対面ストレス負荷モデル
6 おわりに
第3章 抗ストレス食品の生化学的評価 大島寛史,三好規之,伴野 勧
1 はじめに
2 培養細胞を用いる評価法
3 実験動物を用いたストレス評価
4 ヒトにおけるストレス評価
5 ストレスのバイオマーカー
6 ストレスマーカーの分析法
第4章 抗ストレス食品の培養細胞による機能評価 中川沙織,大和 進
1 はじめに
2 細胞を用いたステロイドホルモン産生方法
2.1 ウシ副腎皮質由来正常細胞
2.2 ヒト副腎皮質癌由来H295R細胞
3 細胞サンプル前処理法
3.1 セミミクロHPLC法を用いて定量するための前処理法
3.2 GC-MS法を用いて定量するための前処理法
4 ステロイドホルモンの定量法
4.1 固定化酵素を用いたセミミクロHPLC定量法
4.2 GC-MS定量法
5 結果
5.1 固定化酵素 / セミミクロHPLC法を用いたウシ副腎皮質培養細胞における
トリロスタンのステロイドホルモン産生抑制効果の確認
5.2 GC-MS法を用いたヒト副腎皮質癌由来H295R培養細胞におけるダイゼインの
ステロイドホルモン産生抑制効果の確認
6 まとめ
第5章 抗ストレス食品のヒト評価 陽東 藍,横越英彦
1 はじめに
2 心理的手法
2.1 BDI(Beck Depression Inventory,ベック抑うつ質問票)
2.2 GHQ(The General Health Questionnaire,精神健康調査)
2.3 POMS(Profile of Mood States,気分プロフィール検査)
2.4 SDS(Self-rating Depression Scale,うつ病自己評価尺度)
2.5 SRRS(Social Readjustment Rating Scale,社会再適応評価尺度)
2.6 STAI(State-Trait Anxiety Inventory,状態・特性不安検査)
2.7 職業性簡易ストレス調査票
2.8 VAS法(Visual Analog Scale視覚的アナログ尺度)による主観感情評価用紙
3 遺伝子学,生化学的手法
3.1 遺伝子発現
3.2 免疫機能
3.3 ストレスホルモン
4 電気生理学的手法
4.1 自律神経系ストレス反応
4.1.1 心電図
4.1.2 加速度脈波
4.1.3 瞳孔径変動と驚愕瞬目反射
4.1.4 皮膚電気活動
4.1.5 顔表情筋反応
4.1.6 末梢皮膚温
4.2 中枢神経系反応
4.2.1 脳波EEGの周波数帯域
第6章 ストレス評価への抗体チップの応用 瀧本陽介,大澤俊彦
1 ストレスとは
2 ストレス・バイオマーカーの現状
3 酸化ストレスへの期待
4 抗体チップによるストレスマーカー測定
5 おわりに
第7章 食品の薬効および医薬品との相互作用・併用効果の解析 山田静雄
1 はじめに
2 ノコギリヤシ果実エキスの薬効解析
2.1 排尿機能に対する作用
2.2 薬理学的受容体に対する作用
2.3 薬理活性成分
2.4 ヒトにおける臨床作用
3 食品と医薬品の相互作用
3.1 相互作用のメカニズム
3.2 食品と医薬品の相互作用の具体例
4 おわりに
【第3編 抗ストレス食品・素材~最近のエビデンス情報を含めて~】
第1章 アミノ酸・ペプチド・タンパク質
1 各種GABA 奥山知子
1.1 パンプキンギャバ
1.1.1 はじめに
1.1.2 パンプキンギャバについて
1.1.3 ストレス・睡眠改善に対する機能①-動物試験
1.1.4 ストレス・睡眠改善に対する機能②-ヒト試験結果
1.1.5 おわりに
1.2 大麦乳酸発酵液ギャバ 外薗英樹
1.2.1 はじめに
1.2.2 大麦乳酸発酵液ギャバについて
1.2.3 大麦乳酸発酵液ギャバの抗ストレス作用―ヒト試験
1.2.4 大麦乳酸発酵液ギャバの睡眠の質改善作用―ヒト試験
1.2.5 おわりに
1.3 乳酸菌発酵ギャバの睡眠への効果 菅 美奈子
1.3.1 はじめに
1.3.2 睡眠への効果
1.4 オリザギャバ 単 少傑
1.4.1 概要
1.4.2 製法および組成
1.4.3 生理機能
1.4.4 オリザギャバ?の生体内への吸収性における優位性
1.4.5 安全性
1.4.6 今後の展望
2 Lactobacillus helveticus発酵乳 内田直人,増山明弘
2.1 はじめに
2.2 ラット脳松果体中メラトニン合成への影響
2.3 ヒトでの睡眠・生活の質の改善効果
2.4 おわりに
3 テアニン 山田貴史,横越英彦
3.1 茶葉に特有のアミノ酸テアニン
3.2 テアニンの抗ストレス作用
3.3 テアニンの作用機序
3.4 まとめ
4 抗ストレス効果のあるアミノ酸 鳥居邦夫,坂内 慎
4.1 はじめに
4.2 食物摂取の脳内認知機序とグルタミン酸の役割
4.3 穀物中心の食生活によるアミノ酸恒常性の失調
4.3.1 必須アミノ酸欠乏に伴うストレスと不安に対する耐性の変化
4.3.2 リジン欠乏の脳内認知の仕組みと適応
4.3.3 リジン摂取はストレス/不安に対する耐性を高める
4.3.4 リジン欠乏地帯におけるリジン強化介入試験
4.4 グリシン摂取による睡眠状態の改善
4.5 おわりに
5 L-オルニチン 西村明仁
5.1 L-オルニチンとは
5.2 体内でのL-オルニチンの働き
5.3 L-オルニチンのストレス軽減作用
5.4 L-オルニチン塩酸塩の物性及び安定性
5.5 おわりに
6 イミダゾールジペプチド 古瀬充宏
6.1 はじめに
6.2 酸化ストレス
6.3 ストレスと行動
第2章 脂質
1 DHA結合型リン脂質 平塚聖一
1.1 はじめに
1.2 DHA結合型リン脂質を含有する天然素材
1.3 酸化ストレスの軽減作用
1.4 記憶学習能向上作用
1.5 睡眠改善作用
2 α-GPC 日比野英彦
2.1 α-GPCとは
2.2 ストレスとGPC
2.3 成長ホルモンとGPC
2.4 ノンレム睡眠とGPC
2.5 おわりに
第3章 ハーブ類
1 ラフマ抽出エキス 嶋田典基
1.1 はじめに
1.2 抗うつ作用
1.3 抗不安作用
1.4 ストレス低減作用
1.5 不眠症状の改善効果
1.6 ラフマ葉エキスの安全性
1.7 おわりに
2 ラベンダー 植野壽夫
2.1 はじめに
2.2 抗ストレス潰瘍作用
2.3 抗うつ作用
2.4 有効成分
2.5 おわりに
3 ウィンターセイボリーエキス 増田秀樹
3.1 はじめに
3.2 ウィンターセイボリー
3.3 ウィンターセイボリーエキス(WS)の皮膚表面温度改善効果
3.4 おわりに
4 ソフォン○R(抗ストレス,抗加齢素材として) 樋口義洋
4.1 はじめに
4.2 血中DHEA-s濃度に及ぼす影響
4.3 問診票集計結果
4.4 まとめ
4.5 安全性
5 ジャーマンカモミール 植野壽夫
5.1 はじめに
5.2 ヒトにおける抗ストレス作用
5.3 動物を対象とした研究
5.4 おわりに
第4章 ポリフェノール類
1 緑茶カテキン 南条文雄
1.1 概要
1.2 構造式・組成
1.3 特性
1.4 製法
1.5 機能・効能
1.5.1 抗酸化作用
1.5.2 消臭作用
1.5.3 抗肥満作用
1.5.4 抗ストレス作用
1.5.5 抗体産生調節機能
1.5.6 抗アレルギー作用
1.5.7 コレステロール上昇抑制作用
1.5.8 血糖値上昇抑制作用
1.5.9 整腸作用
1.6 安全性
1.7 応用例
2 アスタキサンチン
2.1 アスタキサンチンとは
2.2 アスタキサンチンの抗ストレス作用
2.2.1 アスタキサンチンの生物学的意義
2.2.2 アスタキサンチンの抗酸化活性
2.3 アスタキサンチンによる皮膚の光老化防御
2.4 アスタキサンチンの酸化ストレスへの影響
2.4.1 メタボリックシンドロームと酸化ストレス
2.4.2 インスリン抵抗性と酸化ストレス
2.4.3 ミトコンドリアにおける酸化ストレスに対する作用
2.4.4 アスタキサンチンの抗炎症作用
2.4.5 アスタキサンチンのメタボリックシンドロームへの影響
2.5 アスタキサンチンのその他の生理作用
3 プロポリス 熊澤茂則
3.1 はじめに
3.2 プロポリスに含まれる成分
3.3 プロポリスの抗ストレス作用-酸化ストレスに対する作用
3.4 今後の展望
4 ビルベリー 小池佑果
4.1 はじめに
4.2 ビルベリーアントシアニン
4.3 ORACを指標とするアントシアニジンの抗酸化力の比較
4.4 酸化ストレス負荷ラットに対するビルベリーエキスの影響
4.5 ビルベリーの抗潰瘍作用と作用機序に関する検討
4.6 ビルベリーの抗肥満作用
4.7 まとめ
5 フェルラ酸 安井香奈,橋本博之
5.1 はじめに
5.2 フェルラ酸とは
5.3 持久力向上や抗疲労効果
5.4 アルコール性肝炎の予防・改善効果
5.5 糖尿病腎症の改善効果
5.6 アルツハイマー病 (AD) の改善効果
5.7 おわりに
第5章 ビタミン,ミネラルなど
1 αリポ酸 寺本祐之
1.1 はじめに
1.2 抗酸化作用
1.3 グルタチオンの増強作用
1.4 脳の酸化ストレス
1.5 おわりに
2 コエンザイムQ10 藤井健志
2.1 CoQ10はストレスを二つの作用で改善する
2.2 CoQ10の還元型と酸化型
2.3 CoQ10によるエネルギー産生
2.4 還元型CoQ10の抗ストレス作用:心理的要素
2.5 還元型CoQ10の抗ストレス作用:抗酸化活性
2.6 ストレスマーカーとしての還元型CoQ10の可能性
第6章 みどりの香りとは 加古大也,横越英彦
1 はじめに
2 みどりの香りの嗅覚刺激とストレス応答
2.1 みどりの香りの嗅覚刺激と身体的ストレス応答
2.2 みどりの香りの嗅覚刺激と精神的ストレス応答
2.3 みどりの香りの嗅覚刺激とうつ様行動
2.4 みどりの香りと神経伝達物質
3 みどりの香り成分による直接刺激
3.1 みどりの香りと神経伝達物質受容体
3.2 みどりの香りと神経伝達物質放出作用
4 まとめ
第7章 フルーツ・柑橘系
1 レモンの香り(リモネン) 福本修一
1.1 柑橘精油の含有成分
1.2 レモンの香り成分の生体内代謝と脳内神経伝達物質への影響
1.3 レモンの香り成分の抗ストレス作用と作用メカニズム
1.4 レモンの香り成分のヒトへの応用と今後の展望
1.5 おわりに
2 柑橘(フラバノン/ヘスペリジン) 米谷 俊
2.1 ストレス緩和の必要性
2.2 フラバノンの抗ストレス効果
2.3 今後の2S-(-)-hesperidin利用の可能性
第8章 地方特産品
1 抗酸化ストレス素材アカメガシワ葉-抗酸化活性と効果- 田畑光正
1.1 背景
1.2 アカメガシワ
1.3 アカメガシワ葉の抗酸化活性
1.4 人の肌及び体型への効果
1.5 おわりに
2 ヒメウコギ 尾形健明
2.1 はじめに
2.2 ヒメウコギの歴史
2.3 ウコギの成分と機能性について
2.4 ウコギの利用と商品の例
3 梅酢ポリフェノール 三谷隆彦
3.1 緒言
3.2 ウメのポリフェノール
3.3 梅酢ポリフェノールの調製
3.4 梅酢ポリフェノールの組成
3.5 梅酢ポリフェノールの健康増進作用
3.6 マウス強制遊泳に及ぼす梅酢ポリフェノールの作用
3.7 抗ストレス作用とポリフェノール
3.8 梅酢ポリフェノールの応用
4 ワサビ 増田修一,島村裕子
4.1 はじめに
4.2 ワサビ中の辛味成分
4.3 ワサビの各種機能性
4.4 ワサビの抗ストレス効果
4.5 おわりに
【第4編 配合食品】
第1章 GABA系
1 メンタルバランスチョコレートGABA 中村弘康
1.1 はじめに
1.2 試料
1.3 心拍変動性試験
1.3.1 方法
1.3.2 結果
1.4 唾液クロモグラニンA試験
1.4.1 方法
1.4.2 結果
1.5 おわりに
2 GABA茶 陽 東藍,横越英彦
2.1 はじめに
2.2 GABA茶の生産
2.3 GABA茶の自律神経系機能効果
2.4 GABA茶の抗ストレス効果
2.5 おわりに
3 発芽玄米 伊藤幸彦
3.1 はじめに
3.2 発芽玄米とは
3.3 うつモデルマウスを用いた検討
3.4 授乳期の母親の気分に及ぼす影響
3.5 抗ストレスに関する有効成分
3.6 咀嚼に及ぼす影響
3.7 おわりに
4 GABAの国内・海外の市場動向 堀江典子
第2章 セリンドリンク すやりん 高橋里実
1 はじめに
2 L-セリンについて
3 in vivo研究におけるL-セリンの鎮静・催眠効果
4 L-セリンの睡眠改善効果
5 L-セリンの作用機序
6 L-セリンの安全性
アミノ酸,ペプチド,タンパク質,脂質,ハーブ,ポリフェノール,ビタミン,ミネラル,フルーツ,柑橘,エビデンス,抗ストレス指標,ヒト評価,抗体チップ,医薬品,書籍,本