☆全固体電池の実用化への取り組み状況や今後の課題を探る!
  ☆酸化物系固体電解質(セラミックス)、硫化物系固体電解質の作製プロセスについても詳しく解説!

全固体電池および固体電解質の研究動向と今後の課題・展望【LIVE配信】

※オンライン会議アプリZoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。

セミナー概要
略称
全固体電池・電解質【WEBセミナー】
セミナーNo.
開催日時
2024年12月19日(木) 10:30~16:15
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:[email protected] 問い合わせフォーム
講師
【第1部】東京科学大学 全固体電池研究センター 特任教授 池松 正樹 氏
◆専門:
 エネルギー変換理工学
◆略歴:
 大手企業の研究所長、研究開発担当役員等を経歴後、2015年より東京工業大学
 (2024年10月1日より、東京工業大学と東京医科歯科大学が統合して、東京科学大学が発足したことに伴い、現在、東京科学大学に所属)

【第2部】(国研)産業技術総合研究所 極限機能材料研究部門
             蓄電材料グループ 研究グループ長 濱本 孝一 氏

◆略歴:
 2001年 東京大学大学院 工学系研究科 材料学専攻 博士後期課程 修了
 2001年 日本学術振興会 特別研究員
 2002年 (独)産業技術総合研究所 シナジーマテリアル研究センター 非常勤職員
 2004年 同研究所 先進製造プロセス研究部門 特別研究員
 2008年 同研究所 先進製造プロセス研究部門 研究員
 2013年 同研究所 先進製造プロセス研究部門 主任研究員
 2015-2016年 Northwestern University Department of Materials Science and Engineering 客員研究員
 2016年 (国研)産業技術総合研究所 無機機能材料研究部門 主任研究員
 2019-2020年 経済産業省 産業技術環境局 研究開発課 産業技術プロジェクト推進室
 2020-現在 (国研)産業技術総合研究所  極限機能材料研究部門 研究グループ長
◆活動など:
 公益社団法人日本セラミックス協会 電子材料部会 幹事

【第3部】豊橋技術科学大学 電気・電子情報工学系 教授 松田 厚範 氏
◆専門:
 無機材料科学
◆略歴:
 1987年04月 日本板硝子(株)
 1997年04月 大阪府立大学 工学部 機能物質科学科 助手
 2000年10月 同大学院工学研究科 物質系専攻 機能物質科分野 講師
 2002年09月 豊橋技術科学大学 工学部 物質工学系 助教授
 2006年10月 豊橋技術科学大学 工学部 物質工学系 教授
 2010年04月 豊橋技術科学大学 工学部 大学院工学研究科 
       電気・電子情報工学系 教授(大学の組織改編による)
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
会員の方あるいは申込時に会員登録される方は、受講料が1名55,000円(税込)から
 ・1名44,000円(税込)に割引になります。
 ・2名申込の場合は計55,000円(2人目無料)になります。両名の会員登録が必要です。

会員登録とは? ⇒ よくある質問
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーとなります。

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについてはこちらをご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講座の内容
受講対象・レベル
次世代の蓄電池デバイスとして期待される全固体電池の開発・応用、固体電解質の作製プロセス等に関心を有する全ての方々。
習得できる知識
【第1部】
・蓄電デバイス全般の基礎知識
・全固体電池に関する基礎知識

【第2部】
・酸化物系固体電池の研究開発動向と課題
・セラミック電解質シートの製造技術
・酸化物系固体電池の作製例

【第3部】
・イオン伝導体とリチウムイオン電池の基礎
・液相法による硫化物系固体電解質の合成とその特性
・液相法の特徴を生かした電極複合体の微構造・界面設計と電池特性
・全固体リチウムの研究動向など
趣旨
【第1部】
 人類の喫緊の課題となっている地球環境問題への対応のため、蓄電デバイスの大幅な性能向上の早期実現が期待されている。
 本セミナーでは、エネルギー変換理工学の観点から、蓄電デバイスの飛躍的な特性向上がいかに重要な課題であるかについて、できるだけ平易に解説する。
 また、蓄電池デバイスの研究開発の歴史を振り返り、現在、次世代蓄電池デバイスとして 唯一、本格的な工業化が着実に進展している全固体電池の研究開発の現状と将来課題について、整理して解説する。

【第2部】
 固体電池用電解質セラミックスシートの作製技術とそれを用いた酸化物系固体電池の研究動向について解説します。

【第3部】
 リチウムイオン二次電池(LIB)の信頼性・安全性を向上し、コンパクト化を可能にするためには、全固体化が必須であり、優れた固体電解質の開発と電池応用が望まれています。本セミナーでは、われわれの研究成果を中心に液相から硫化物系固体電解質ナノ粒子を合成する液相加振(LS)法、硫黄過剰添加溶液法(ES-S)法および水溶液系イオン交換(I/E)法と得られた電解質を用いた全固体電池の特性を詳しく述べます。また、硫化物系固体電解質と電極活物質を複合化し、その微構造を制御に関する手法として電気泳動堆積(EPD)法および核成長(SEED)法を紹介します。最後に全固体LIBの研究開発動向を概観し、まとめます。
プログラム

-----【第1部】10:30~12:00-----
「全固体電池の研究開発の現状と今後の課題」

1.はじめに(東京科学大学 全固体電池センターの紹介)
2.蓄電池デバイスの重要性
 エネルギー変換理工学の観点から、地球環境問題における蓄電デバイスの大幅な性能向上が求められる背景等について解説する。
 また、蓄電池デバイスの研究開発、実用化の歴史を振り返る。
3.夢の電池と言われ続けた全固体電池とは?
 全固体電池の概要について紹介するとともに、なぜ実現が困難と言われ続けてきたのかについて解説する。
4.全固体電池のブレークスルーのポイント
 全固体電池の実用化に向けての取り組みを飛躍的に促進することに寄与した本学、全固体電池研究センター長 菅野 了次特命教授の研究の足取り、成果等について概説する。
5.全固体電池の実用化への取り組み状況
 現在、我が国がトップランナーとして世界初の実用化を進めている全固体電池の応用可能性等の現状について概説する。
6.全固体電池の今後の課題について
 全固体電池の今後に向けての課題等について、解説するとともに課題解決へのロードマップ等にてついて概説する。
7.まとめ
≪質疑応答≫

-----【第2部】13:00~14:30 -----
「固体電池用電解質セラミックスシートとそれを用いた積層型電池」

1.はじめに
2.固体電池の種類と特徴
3.電解質の種類と特徴
4.酸化物系固体電池の研究開発動向と課題
5.セラミック電解質
6.酸化物系固体電解質の評価法
7.セラミック電解質シート製造技術
8.酸化物系固体電池の省エネ製造プロセス
9.酸化物系固体電池の作製例紹介
10.まとめ
≪質疑応答≫

-----【第3部】14:45~16:15-----
「液相法による電解質および電極複合体の作製と全固体電池の構築」

1.イオン伝導体とリチウムイオン電池の基礎
2.液相加振(LS)法によるLi2S-P2S5系固体電解質(LPS)の合成と特性評価
3.液相加振(LS)法によるLi2S-P2S5-LiI系固体電解質(LPSI)の合成と特性評価
4.硫黄過剰添加溶液(ES-S)法によるLi7P3S11固体電解質の超短時間合成と特性評価
5.水系イオン(IE)交換法によるLi4SnS4系固体電解質の作製と特性評価
6.電気泳動堆積(EPD)法によるLiイオン電池正極複合体の作製と界面設計
7.核成長(SEED)法による電極複合体の作製と全固体電池の構築
8.全固体リチウム電池の研究動向のまとめ
≪質疑応答≫

スケジュール
10:30~12:00 第1部
12:00~13:00 昼食休憩
13:00~14:30 第2部
14:30~14:45 休憩
14:45~16:15 第3部
※進行上、多少前後する可能性がございます。
※ご質問はチャットか音声でお受けします。
キーワード
全固体電池,固体電解質,酸化物系,硫化物系,Li,リチウム,二次電池,セミナー,講座,研修
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