2025年02月17日(月)
13:00~16:00
九州大学 次世代燃料電池産学連携研究センター 教授 博士(工学) 谷口 俊輔 氏
【ご専門】燃料電池
【ご活躍】
1990年4月~2006年3月 三洋電機で固体酸化物形燃料電池(SOFC)、固体高分子形燃料電池(PEFC)の研究開発に従事
2007年4月~2010年4月 サムスンSDIでSOFCの調査、研究企画に従事
2010年5月~現在 九州大学でSOFCの研究開発に従事
非会員:
49,500円
(本体価格:45,000円)
会員:
46,200円
(本体価格:42,000円)
学生:
49,500円
(本体価格:45,000円)
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SOFC/ECの研究・開発に関心がある方。
ステンレス材料メーカー、セラミックスメーカーなど、SOFC/ECの構成部材を開発する可能性のある企業の技術者、研究者の方。
特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします
・SOFC/ECの将来普及イメージ、開発方向性が理解できる。
・SOFC/ECの構成材料に対する要求、材料設計の考え方が理解できる。
SOFCは高温作動の電気化学デバイスであり、水素や炭化水素燃料から直接電気を取り出すことができ、高効率発電が可能となります。家庭用(1 kW未満)などの小さな出力規模でも高い効率が出せることから、分散形の発電システムに適しています。また、発電とは逆向きに電力を投入するSOECモードでは、水素製造やCO2分解が可能であり、今後求められる化石燃料の高効率利用、再生可能エネルギー活用の拡大、炭素循環のための中核技術であると言えます。
SOFCはすでに一部用途で実用化されているものの、大量に普及させるためには構成材料に関する課題も多く、さらに最近検討されているSOECではさらに高い性能が求められるため、これからの開発が重要となります。
本セミナーでは、SOFC/ECの基礎、開発動向、現状技術と課題、今後の求められる開発方向と、新規材料開発の例を解説します。
1.SOFC/SOECの基礎
1-1 作動原理、発電効率の理解
1-2 高効率化はどこまで可能か
1-3 国内外における開発動向と普及に向けた課題
2.様々なセル構造とスタック構造
2-1 セルとスタック構造の基礎
2-2 構造を制約する因子と設計における留意点
2-3 これまでの開発の流れとメタルサポートSOFC
2-4 今後の開発の方向性
3.SOFC/SOEC構成材料と課題、解決方向
3-1 電解質、電極材料と作動温度低温化
3-2 発電反応(過電圧)により起こる電極の劣化現象
3-3 燃料中や空気中の不純物はどの程度に抑える必要があるか
3-4 金属部材(ステンレス鋼)の選定と必要な対策
3-5 SOFC/SOEC材料の研究開発動向
3-6 低コストと耐久性の両立のために
3-7 新規材料開発の現状と今後
(1) 酸化・還元に強い燃料極材料
(2) 低温作動化に必要な高活性空気極材料
(3) 高水蒸気分圧でも使用可能な高耐久FeCrAl合金
4.SOFC/SOECを活用した将来のエネルギーシステム
4-1 石炭などの化石燃料活用の必要性
4-2 脱炭素社会への貢献のために
4-3 電気自動車とはどのように共存するか
4-4 将来社会イメージ
【質疑応答】
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