温度測定からの設計品質改善!最小限の伝熱工学的アプローチで測定誤差を軽減!!

温度測定の基礎知識【アーカイブ配信】
~熱電対と赤外線サーモグラフィー・電子機器熱設計における小形部品の温度測定への応用を例に~

こちらは3/19実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。期間中何度でも視聴できます

セミナー概要
略称
温度測定【アーカイブ配信】
セミナーNo.
250389A
配信開始日
2025年03月21日(金)
配信終了日
2025年04月04日(金)
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:[email protected] 問い合わせフォーム
講師
KOA(株)技術イニシアティブ 研究開発センター
職人(上伝):技術専門職で部長相当 博士(学術) 平沢 浩一 氏
【専門】
電気・電子工学、伝熱工学
【活動】
・IEC TC40エキスパート
・JEITAサーマルマネジメント標準化グループ・温度測定サブグループ委員
・エレクトロニクス実装学会 サーマルマネジメント研究会委員
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  46,200円 (本体価格:42,000円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
 ★1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。
 ★3名以上同時申込は1名につき24,750円(税込)です。
■ 会員登録とは? ⇒ よくある質問
備考
こちらは3/19実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。

・配信開始日以降に、セミナー資料(PDF)と動画のURLをメールでお送りします。セミナー資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講座の内容
受講対象・レベル
温度測定の初心者。特に電子機器設計時の熱電対及び赤外線サーモグラフィーを使用した小形電子部品、プリント配線板、筐体内空気などの温度測定に自信がない方。
習得できる知識
伝熱の基礎、熱電対の溶接のコツから出来栄えの確認方法、熱電対の取り付け方による誤差の定量化手法と軽減手法、赤外線サーモグラフィーを使った温度測定のコツ、現場で出来る赤外線サーモグラフィーの簡易的な温度測定能力の確認。
趣旨
 温度測定に多用に使用されている機器に、熱電対温度計と赤外線サーモグラフィーがあります。操作方法は比較的簡単ですが、被測定物や測定状況によっては思わぬ測定誤差を生じてしまっており、それに気づかずに測定値を信じてしまっている場合が散見されます。特に小形発熱物や被測定面積が小さい場合には測定誤差は非常に大きくなる可能性があります。
本セミナでは、電子機器熱設計における小形部品の温度測定を例に、伝熱工学的アプローチを使って、見落とされがちな誤差要因について理解し、誤差見積りと誤差低減方法について学びます。
プログラム

1.電子機器設計時の温度測定が難しくなった背景
  1-1.電子機器の変化・表面実装化と小形化
  1-2.熱電対と赤外線サーモグラフィーの特徴と用途
2.温度測定誤差要因を理解するための伝熱工学の基礎
  2-1.温度が上がるってどういうこと?熱エネルギと熱容量
  2-2.発熱部品が周囲よりも高温に保たれる理由は?熱抵抗
  2-3.対流とふく射による熱伝達
  2-4.温度が上昇するメカニズムを水と容器のイメージでとらえる
  2-5.被測定物から熱が漏れれば温度は下がり誤差になる
  2-6.熱抵抗網による被測定物の熱モデル化
3.熱電対による温度測定(基礎)
  3-1.熱電対の動作原理
  3-2.熱電対の溶接と出来栄えの確認
  3-3.熱電対を使った誤差解析法の概要
  3-4.被測定物の出力熱抵抗と熱電対熱抵抗の実測例
  3-5.熱電対の放熱完了距離に注意
  3-6.熱電対の被覆影響と取り付け角度影響
4.熱電対による温度測定(実際)
  4-1.ロガーを含めた測定系全体に関する誤差要因と注意事項
  4-2.熱電対の貼り付け方による温度測定誤差の違い実測
  4-3.絶対にやってはいけない貼り付け方の例
  4-4.熱電対の取り付け方で増加する被測定物の出力熱抵抗
   4-4-1.接着剤による貼り付けの熱抵抗
   4-4-2.テープによる貼り付けの熱抵抗
   4-4-3.貼り付け長さが長いと誤差が減るのはなぜ?
  4-5.熱伝導率が悪い被測定物の縮流熱抵抗による出力熱抵抗の増加
   4-5-1.縮流熱抵抗とは?
   4-5-2.ヒートスプレッダの利用
  4-6.誤差の総合的な見積もり
   4-6-1.単純化した誤差見積り式
   4-6-1.リード付き部品の場合
   4-6-2.表面実装部品の場合
5.赤外線サーモグラフィーによる温度測定
  5-1.赤外線サーモグラフィーの原理
  5-2.被測定物の放射率
  5-3.測定系の注意事項
  5-4.IFOV 
  5-5.微小面積の温度測定(MTF)
  5-6.拡大レンズを使用する場合の注意事項
  5-7.赤外線サーモグラフィーの簡易視力検査(受講者には治具をお送りします)
  5-8.面積効果の確認方法
  5-9.黒体塗料の功罪
6.まとめ

キーワード
熱電対,伝熱,センサー,接点,ノイズ,WEBセミナー,オンライン
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