山田宏之 大阪府立大学大学院 生命環境科学研究科 教授
岩崎哲也 (財)練馬みどりの機構 特任研究員
岩崎 寛 千葉大学 大学院園芸学研究科 准教授
藤田 茂 (有)緑花技研 代表
後藤良昭 田島緑化(株) 顧問
木田幸男 東邦レオ(株) 事業本部 常務取締役
高橋宏美 東邦レオ(株) 環境開発事業部
宮川克郎 サントリーミドリエ(株);(現)サントリービジネスエキスパート(株)技術開発本部 価値フロンティアセンター 植物科学研究所 スペシャリスト
長谷川薫 大日化成(株) 営業部
大塚恭平 四国化成工業(株) 建材開発 企画デザインチーム 主任部員
佐伯孝夫 ブルー・ジー・プロ(株) 技術部 主任
前田由利 一級建築士事務所 YURI DESIGN 代表
前田正明 屋上緑化マネジメントサービス 代表
牧 隆 ダイトウテクノグリーン(株) 緑化資材開発部 部長
梶川昭則 東邦レオ(株) 緑化関連事業本部 製品開発室 課長
菊地新一 日本地工(株) 環境事業部 植生技術担当マネージャー
佐藤俊明 日本ナチュロック(株) 代表取締役
森 正 (株)マップ
洒井和昭 協和(株) 営業本部 ハイポニカ販売部 部長
高嶋 良 第一ビニール(株) 開発室
細川保隆 細川エクステリア(株) 代表取締役
車 周輔 東邦レオ(株) 緑化関連事業部 主任
田中和人 神鋼興産建設(株) 土木部 土木部長
伊藤操子 マイクロフォレストリサーチ(株) 取締役;京都大学名誉教授
銅銀清憲 (株)相建エンジニアリング エンジニアリング部 部長
楠部勝已 (有)クスベ産業 代表取締役
苅野明雄 日本機動建設(株)兵庫本社 工務部 部長代理
大谷芽衣子 関西造園土木(株) 営業グループ
林宏三郎 (株)林造園 代表取締役;(株)林物産緑化システム 代表取締役社長
松山眞三 大日本プラスチックス(株) 営業本部 商品開発部 技術支援グループ 部長
渡辺康成 ダイトウテクノグリーン(株) 緑化資材開発部
中村俊夫 東京都 環境局自然環境部 緑環境課 指導担当係長
早川昌宏 大阪府環境農林水産部 みどり・都市環境室 みどり推進課 主査
馬籠智子 京都府 文化環境部 自然環境保全課 主事
達可明朗 兵庫県 県土整備部県土企画局 技術企画課 課長補佐兼技術調査係長
手代木純 (財)都市緑化機構 研究部 主任研究員
沖村知津 (社)緑のまちづくり支援機構 事務局 主査
鈴木尚男 NPO法人 屋上開発研究会 事務局長代理
岡本利郎 NPO法人 花と緑あふれる日本のまちづくり協会 事務局長;常務理事
久住高章 NPO法人 花と緑あふれる日本のまちづくり協会 理事
安田武司 NPO法人 花と緑あふれる日本のまちづくり協会 理事
五十嵐良子 NPO法人 花と緑あふれる日本のまちづくり協会 常務理事
伊藤幹二 ひょうごクラスパーキング技術協会 会長;マイクロフォレストリサーチ(株)代表取締役
ヒートアイランド/CO2削減/ストレス緩和/屋上緑化/緑のカーテン/壁面緑化/グラスパーキング/緑化制度
刊行にあたって 本書は,最新の都市緑化技術に関わる知見を集めて構成したものであるが,いわゆる「都市緑化辞典」のような性格のものではない。最新の技術は日々進歩するものであり,書籍化して数年も経たないうちに陳腐化,後進化してしまう可能性もある。そこで,網羅的ではなく集中的に特定分野のみを取り上げ,未成熟な技術も積極的に取り上げるというのが本書のコンセプトであり,今後の都市緑化事業において市場拡大が期待できるもの,新たな技術開発によって市場開拓がなされる可能性のあるものを対象として取り上げたつもりである。
特に緑のカーテンに関しては,これが定番と言えるような技術が存在しない。これについては緑のカーテンの章で説明したいと思う。駐車場緑化は本書の目玉商品であり,このように書籍として纏められたものは過去に例が無い。しかしながら,これに関しても緑のカーテンと同様,試行錯誤の段階であり,定番化した技術に乏しいというのが現状である。従って,読者はそれぞれの執筆者の書いている事を鵜呑みにするのではなく,これから自分が技術開発を行っていくための叩き台を見るつもりで読んでいって欲しい。
巻頭言
序章 都市緑化の現状と技術動向(山田宏之)
1 はじめに
2 屋上緑化の動向
3 壁面緑化の動向
4 駐車場緑化の動向
第1編 都市緑化の効果と効果計測
第1章 ヒートアイランド軽減効果(山田宏之)
概要
1 ヒートアイランド軽減の原理
2 ヒートアイランド軽減効果の計測
3 ヒートアイランド軽減効果の実測例
3.1 コケ線化の熱収支特性
3.2 大仙公園における冷気滲み出し現象
第2章 熱遮蔽効果(山田宏之)
1 熱遮蔽効果の原理
2 熱遮蔽効果の計測
3 熱遮蔽効果の実測例
3.1 測定方法
3.2 結果および考察
第3章 冷熱輻射効果(山田宏之)
1 冷熱輻射の原理
2 冷熱輻射効果の計測
3 冷熱輻射効果の実測例
第4章 防火・防熱効果(岩崎哲也)
1 生命のある難燃性の可燃物
2 さまざまな効果の源―水―
3 熱や火炎に負けない―ヤカンの原理―
4 うすい葉は熱に強く,厚い葉は炎に強い
4.1 うすい葉は燃えにくい―熱に対して―
4.2 厚い葉は燃えにくい―炎に対して―
5 都市緑化への展開
第5章 癒しの効果(岩崎 寛)
1 都市緑化における癒し効果のニーズ
2 都市勤務者の都市緑地に対する意識
3 都市緑地のストレス緩和効果
4 ストレス緩和の場としての屋上緑化
5 これからの都市緑化-予防医学としての役割-
第2編 緑化技術と施工事例
第6章 屋上緑化
1 屋上緑化技術の現状と近未来展望(藤田 茂)
1.1 はじめに
1.2 屋上緑化技術の現状
1.2.1 屋上等緑化義務付け後の動向
1.2.2 新たな参入と初歩的トラブル
1.3 新たに求められる屋上緑化技術
1.3.1 現状把握技術
1.3.2 計画・設計技術
1.3.3 施工技術
1.3.4 管理技術
1.3.5 緑化資材・工法
1.3.6 特殊緑化用植物データベース
1.4 おわりに-より良い屋上緑化の創出に向けて-
2 G-WAVE屋上緑化システム(後藤良昭)
2.1 はじめに
2.2 構成
2.3 施工例
2.4 施工手順
2.5 既存建物への施工例
3 最新の屋上緑化技術(木田幸男,高橋宏美)
3.1 屋上緑化の商品について
3.2 工法紹介(薄層緑化システム)
3.3 工法紹介(庭園型緑化)
3.4 主な実績例
4 新型植栽基盤「パフカル」を用いた屋上緑化(宮川克郎)
4.1 施工法
4.2 施工事例
5 屋上緑化,環境を知り,植物を理解する (長谷川薫)
5.1 はじめに
5.2 建築物への設置から見た屋上緑化-金属屋根への緑化の場合-
5.3 植物の生育環境から見た屋上緑化
6 「空中緑化○Rシステム」を活用した屋上緑化から屋上菜園まで (大塚恭平)
6.1 「空中緑化○Rシステム」とは
6.2 遮熱効果の検証
6.3 5つの特長
6.4 「グリーンシェード」の施工手順
6.5 「グリーンシェード」の施工事例
6.6 屋上菜園の提案
7 トレー式屋上緑化システム「てまいらず」(佐伯孝夫)
7.1 概要
7.2 構成
7.3 問題点と改善策
7.4 今後の展望
8 草屋根(木造傾斜屋根の緑化)の作り方(前田由利)
8.1 はじめに
8.2 草屋根の目的
8.3 プラニング
8.4 屋根の形状
8.5 重量
8.6 防水
8.7 土留め
8.8 土と植物
8.9 育成と管理
8.10 草屋根の会
9 屋上緑化の維持管理(前田正明)
9.1 はじめに
9.2 維持管理計画と維持管理体制
9.3 建築物の維持管理
9.3.1 ルーフドレン等点検・清掃
9.4 植栽の点検管理
9.5 灌水管理
9.6 施肥
9.7 安全対策
9.8 その他
第7章 壁面緑化
1 壁面緑化技術の現状と近未来展望(藤田 茂)
1.1 はじめに
1.2 壁面緑化技術の現状
1.2.1 緑化基盤による緑化計画
1.2.2 緑化形態による緑化計画
1.2.3 植物形態による緑化計画
1.3 新たに求められる壁面緑化技術
1.3.1 現状把握技術
1.3.2 植栽する植物
1.3.3 登はん補助資材
1.3.4 壁面基盤型緑化資材
1.4 今後の課題
2 失敗しないつる植物による壁面緑化―ヘデラ登ハンシステム「ツルパワーパネル」―(牧 隆)
2.1 はじめに
2.2 ヘデラ登ハンシステム
2.3 ヘデラ登ハンシステムの特徴
2.4 失敗させないための設計
2.4.1 土壌量は十二分に
2.4.2 美しい壁面にすすための樹種選定
2.5 おわりに
3 壁面緑化技術(梶川昭則)
3.1 壁面緑化の商品について
3.2 早期緑化工法の説明
3.2.1 グリーンファサード・ピクセル工法
3.2.2 グリーンファサード・ユニット工法
3.3 事例の紹介
4 基盤造成型(マジカルグリーン)壁面緑化における適正植物種選定のための実証試験(菊地新一)
4.1 はじめに
4.2 適正植物種選定のためのモックアップでの実証試験
4.2.1 目的
4.2.2 モックアップでの試験植栽
4.2.3 試験植物の方位別生育状況
4.2.4 試験成果
4.3 現地(丸の内パークビル丸柱)への導入
4.3.1 設計コンセプトと最終導入植物
4.3.2 現地での植生不適合の発生要因と対応策
4.4 まとめ
5 溶岩の多孔質環境を利用した壁面緑化―生物多様性と生態系のバリアフリー化に取り組む―(佐藤俊明)
5.1 コンクリートブロックが故郷の風景を分断させていた
5.2 富士山の麓の風景を守るために溶岩ブロックを開発
5.3 青木ヶ原樹海は多孔質な溶岩台地に生まれた
5.4 既存の壁面に張りつけられる「ビボード」と「ビオフィルム」
5.5 適度な緑化,自然環境に適した多様性のある緑化をめざす
5.6 ビオトープを分断させない生態系のバリフリー化をめざす
5.7 壁面緑化は都市に垂直のグリーンベルトを創出させる
5.8 施工事例
6 新型植栽基盤「パフカル」を用いた壁面緑化(宮川克郎)
6.1 施工法
6.2 施工事例
7 壁面緑化の維持管理(前田正明)
7.1 はじめに
7.2 壁面緑化の管理体制
7.3 植物管理
7.3.1 整枝・剪定・誘引,除草
7.3.2 施肥
7.3.3 病害虫
7.4 灌水管理
7.5 その他
第8章 緑のカーテン
1 緑のカーテン造成技術の現状と課題(山田宏之)
1.1 はじめに
1.2 緑のカーテンは都市緑化なのか?
1.3 建築付帯物としての技術検証
1.4 バイオマス利用の推進
1.5 外来種問題
2 成長促進緑化システム「マップ式」(森 正)
2.1 概要
2.2 緑のカーテンの規模別分類
2.3 大型緑のカーテン事例―杉並区役所―
2.4 マップ式緑化システムの仕組みと機能
2.5 今後の方向性
3 ハイポニカ「緑のカーテン」(洒井和昭)
3.1 はじめに
3.2 水気耕栽培ハイポニカについて
3.3 水気耕栽培ハイポニカ「緑のカーテン」
3.4 期待される緑化の効果
3.5 緑のカーテンの実施例
3.6 緑のカーテンの効果
3.7 ハイポニカ緑のカーテンの課題
4 移動式緑のカーテン(高嶋 良)
5 自立型・緑のカーテン』の開発と普及推進に向けて(菊地新一)
5.1 はじめに
5.2 「自立型・緑のカーテン」の開発契機
5.3 緑のカーテンに向く植物種
5.4 多用途に使える「自立型・緑のカーテン」と今後の普及推進
6 新しい植物材料の開発―「アイラトビカズラ」による緑化システム―(細川保隆)
6.1 はじめに
6.2 アイラトビカズラ性質
6.2.1 根粒を持つ
6.2.2 就眠運動をする
6.3 分布
6.3.1 学説
6.4 化石の出土例
6.5 由来
6.6 新しい植物材料緑化システム
6.6.1 生育実施例
6.6.2 ヘデラ・ヘリックスとの登攀対比
6.6.3 高温と耐寒性
6.7 おわりに
7 和歌山大学における施工実験(山田宏之)
8 横浜市金沢区役所の施工事例(山田宏之)
9 みどりのシェルター(緑の小部屋)(山田宏之)
第9章 駐車場緑化
1 駐車場緑化技術の現状と課題(山田宏之)
1.1 植栽基盤構造
1.2 植物材料
1.3 その他の技術的課題
1.4 駐車場緑化需要
1.5 工場立地法
1.6 駐車場緑化技術に関する参考文献
2 駐車場の芝生緑化技術(木田幸男,車 周輔)
2.1 駐車場の芝生緑化を実現するために
2.2 耐圧基盤土壌について
2.3 特徴
2.3.1 性能面
2.3.2 環境面
2.4 まとめ
3 屋上緑化用基盤材を用いたグラスパーキングの開発(田中和人)
3.1 はじめに
3.2 グラスパーキングの概要
3.3 構造詳細
3.4 施工例
3.5 今後の課題
3.6 技術資料
4 駐車場芝生化における'芝生化'とは(伊藤操子)
4.1 はじめに
4.2 芝生化に関係する過程と要素
4.3 芝生化における設計・工法の重要性
4.4 芝の種類について
4.5 床土の種類について
4.6 芝生の維持・更新管理について
4.7 推奨モデル:KMヒートレス工法
5 IGパーキング工法(インターロッキングブロック&グラス パーキング工法)(銅銀清憲)
5.1 概要
5.2 特長
5.3 特に適合する利用形態
5.4 Q&A
5.5 施工順序
6 ターフ・ウッド工法(楠部勝已)
6.1 はじめに
6.2 本工法の概要
6.2.1本工法の構造
6.2.2 本工法の特徴
6.3 おわりに
7 杭木緑化工法 (苅野明雄)
7.1 工法の概要
7.2 工法図面
7.3 工事写真
8 関西造園土木㈱のグラスパーキング考察(加治 久)
8.1 はじめに
8.2 芝生保護材の問題と改善点
8.3 レンガ+スペーサーの問題と改善点
8.4 植生ブロックの問題と改善点
9 ドリームサンド゛TM 9パーキング工法(細川保隆)
9.1 はじめに
9.2 土壌配合部材
9.3 おわりに
10 駐車場緑化資材の開発(室橋 智)
10.1 『芝生に立ち入るべからず』?
10.2 開発の経緯
10.2.1 芝生の品種改良
10.2.2 保護材の開発
10.3 芝生駐車場用資材「グリーンブロック(GB)」の販売と改良
10. 3.1 第1世代型グリーンブロックの開発
10. 3.2 第2世代型グリーンブロックの開発
10. 3.3 第3世代型グリーンブロックの開発
10. 3.4 第4世代型グリーンブロックの開発
10.4 駐車場緑化における注意点
10.4.1 設計について
10.4.2 施工について
10.4.3 使用について
10.4.4 持管理について
10.5 芝生駐車場モデル
10.6 今後の展望
10.7 実績写真
11 「ペブルベース」による緑化駐車場 (松山眞三)
11.1 はじめに
11.2 ペブルベースの仕様
11.3 ペブルベースの特長
11.3.1 ヒートアイランド現象緩和に貢献できる。
11.3.2 緑地の増加に効果的である。
11.3.3 強度・耐久性に優れ,芝生にもやさしい。
11.3.4 環境にやさしいリサイクル製品である。
11.4 ペブルベースの施工方法(一般工法)
11.4.1 ペブルベースの標準施工断面 (一般工法)
11.4.2 ペブルベースの施工方法 (一般工法)
11.5 アスファルト舗装上に敷設できる薄層ペブル工法
11.5.1 はじめに
11.5.2 特長
11.5.3 施工状況
11.5.4 施工実績
11.6 超軽量で一部取替えできるカセット式ペブル工法
11.6.1 はじめに
11.6.2 特長
11.6.3 カセット(芝生付ペブル)の状態
11.6.4 カセット式ペブルの施工実績
12 緑化産業の発展を目指した芝生駐車場工法(林宏三郎)
12.1 より良い駐車場緑化製品を目指して
12.2 解決すべき問題点
12.3 「ブロックテクター(BT)工法」の提案
12.4 製品特長
12.4.1 製品使用
12.4.2 施工
12.4.3 維持管理・利便性
12.4.4 効果
12.5 複合的な使用例
12.5.1 コンタイブロック
12.5.2 プラスチック製雨水貯留浸透槽 シンシンブロック
12.6 施工実績
13 みどりを長期間維持させる駐車場緑化「グリーンテクノパーキング」(渡辺康成)
13.1 失敗事例の多い駐車場緑化
13.2 植物を長期間維持させるための工夫
13.2.1 植物の選択
13.2.2 植物保護材「GTPパネル」の形状
13.3 事例紹介
13.4 省管理型の駐車場緑化に向けて
14 国営沖縄記念公園の立体駐車場緑化(山田宏之)
第3編 自治体などの取組み
第10章 東京都の既存建築物の屋上緑化について(中村俊夫)
1 東京都の屋上緑化について
2 既存建築物屋上緑化調査
3 まとめ
第11章 大阪府「建築物の敷地等における緑化を促進する制度」について ―ヒートアイランド現象の緩和へ向けた都市の緑の創出―(早川昌宏)
1 はじめに
2 制度制定の背景と理由
3 制度の概要
4 緑化制度の運用状況について
5 みどり豊かな大阪を目指して
第12章 京都府における緑化制度について(馬籠智子)
1 はじめに
2 京都府庁屋上緑化施設「京てらす」
3 京都府地球温暖化対策条例に基づく「建築物等の緑化促進制度」について
3.1 制度の対象となる地域(特定緑化地域)とは
3.2 届出の対象となる行為とは
3.3 緑化の基準面積
第13章 兵庫県―『グラスパーキング(芝生化駐車場)普及ガイドライン(案)』について―(達可明朗)
1 はじめに
2 ガイドライン策定の経緯
2.1 兵庫県におけるグラスパーキング普及状況
2.2 実証実験の実施とガイドラインの策定
3 ガイドラインの概要
3.1 とりまとめの視点
3.2 グラスパーキングの工法と特性
3.3 設計,施工,維持管理・補修の各段階における留意事項
4 おわりに
第14章 公益法人
1 (財)都市緑化機構の取組み(手代木純)
1.1 概要
1.1.1 沿革
1.1.2 目的
1.2 事業および実施状況
1.2.1 調査研究・技術開発
1.2.2 共同研究会による研究
1.2.3 自主研究
1.2.4 都市緑化技術に関する評価
1.2.5 普及事業を通じた技術開発
1.2.6 技術開発基金による調査研究への助成
1.2.7 国際協力及び海外調査
1.2.8 普及啓発活動,研修会,コンクール等
1.3 最近のトピック
1.3.1 都市緑化技術プラットフォーム
1.3.2 校庭の芝生化に対する取組
1.4 結び
2 会員アライアンスをベースに,環境・緑化の新市場開拓へ(沖村知津)
2.1 はじめに
2.2 学校などのエコ化をトータルサポート
2.3 市街地や小規模空間への緑花提案
2.4 業界初「環境・緑化保険制度」の構築へ
2.5 市場ニーズに応じた商品・技術の開発を
第15章 NPO団体など
1 健全な屋上緑化の普及を目指して(鈴木尚男)
1.1 成り立ち
1.2 屋上緑化
1.3 資格試験
1.4 フォローアップ研修
1.5 これからの屋上緑化
2 市民参画による環境に配慮したまちづくり(岡本利郎,久住高章,安田武司)
2.1 はじめに
2.2 プランター,鉢などで使用した家庭園芸用土のリサイクル
2.2.1 背景と既存技術
2.2.2 再生技術の概要
2.2.3 古土再生材「大地の達人」諸元・性能
2.2.4 既存技術との対比
2.2.5 期待される効果
2.3 剪定枝による堆肥づくりとその堆肥を活用したオリジナル培養土の開発
2.3.1 オリジナル培養土の開発
2.4 屋上緑化・壁面緑化技術の体験と普及啓発
3 住み良いまちへグラスパーキングを科学する(伊藤幹二)
3.1 はじめに
3.2 舗装駐車場が芝生化されると何が変わるのか
3.3 意義ある駐車場芝生化がなぜ普及していないのか
3.4 芝生化駐車場は変化する生物的インフラである
3.5 芝生化の役割と機能を理解する
3.6 機能する芝生化駐車場
3.7 芝生化駐車場の目指す方向
ヒートアイランド,CO2削減,ストレス緩和,屋上緑化,緑のカーテン,壁面緑化,グラスパーキング,緑化制度,技術,書籍