乗り心地向上と軽量化による燃費向上を担う自動車向け軟質ウレタンフォーム!

需要拡大するポリウレタンの技術と市場
Technology & Market of Polyuretane Widening Field

商品概要
個数

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略称
ポリウレタン
商品No
bk7485
発刊日
2014年05月30日(金)
ISBN
978-4-7813-0944-6
体裁
B5判、235ページ
価格
82,500円 (本体価格:75,000円)
送料
当社負担(国内)
発行
(株)シーエムシー出版
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:[email protected] 問い合わせフォーム
著者
古川睦久   ながさきポリウレタン技術研究所
和田浩志   旭硝子(株) 
徳本勝美   東ソー(株) 
鈴木千登志   旭硝子(株)
岩崎和男   岩崎技術士事務所 
西野正和   日華化学(株) 
大川栄二   アキレス(株) 
三村成利   (株)東洋クオリティワン 
亀村一郎   AGCポリマー建材(株)
若林一民   エーピーエス リサーチ
発刊にあたって
 ポリウレタンは原料、副資材の組み合わせにより、多彩な物性と機能を発揮し、幅広い用途に展開されてきた。近年も、技術革新により新しい機能や従来の性能を大幅に向上させた製品が開発されている。

 フォーム分野では、乗り心地向上と軽量化による燃費向上を両立させた自動車シート向け軟質ウレタンフォームや環境に優しい発泡剤を使用した省エネに大きく寄与する高性能断熱材向け硬質ウレタンフォーム、CASE(コーティング・アドヒーシブ・シーラント・エラストマー)の需要増で拡大する非フォーム市場、そして人工皮革、スポーツ用具、医用材料など様々な応用分野でポリウレタン製品が期待されている。

 2013年の日本市場では、硬質フォームやシーリング材分野は、消費増税前の駆け込み需要や、住宅着工件数の増加により伸びている。

 本書は、ポリウレタンをテーマに最新の技術動向を各分野の第一線でご活躍中の方々にご執筆いただくとともに、各分野でのポリウレタンの生産・需給の動向をデータ収集、ヒアリングによりまとめた。

 ポリウレタン原料・製品の研究開発および販売営業に携わられる多くの方々に本書をお勧めする次第である。
書籍の内容
【技術編】

《原材料と副資材》
第1章 イソシアネート
 (古川睦久)
1 はじめに
2 イソシアネートの化学
3 イソシアネートの分類と種類
4 おわりに

第2章 ポリオール      (和田浩志)
1 はじめに
2 ポリエーテルポリオール
2.1 PPG
2.2 PPGの製造方法
2.3 PTMG
3 ポリエステルポリオール
3.1 ポリエステルポリオールの特徴
4 ポリカーボネートジオール
5 炭化水素系ポリオール
5.1 ポリブタジエンポリオール
5.2 アクリルポリオール
6 結晶性ポリオールの特徴と改質
7 再生可能材料からのポリオール製造
8 おわりに

第3章 副資材(触媒・発泡剤・整泡剤)  (徳本勝美)
1 触媒
1.1 はじめに
1.2 ポリウレタン触媒の役割と機能
1.3 アミンエミッション低減触媒
1.3.1 安全性
1.3.2 触媒活性
1.3.3 反応性
1.3.4 アミンエミッションの測定
1.3.5 塩化ビニル樹脂(PVC)の変色試験
1.3.6 耐久物性(DCS, WCS, HACS)
1.4 難燃性改良触媒
2 発泡剤
2.1 はじめに
2.2 ポリウレタンフォーム用発泡剤の分類と用途
2.3 炭化水素類
2.4 ハイドロフルオロカーボン(HFC)類
2.5 ハイドロフルオロオレフィン(HFO)類
2.6 炭酸ガス発泡
3 整泡剤
3.1 はじめに
3.2 整泡剤の構造
3.3 整泡剤の機能
3.4 整泡剤の選択
3.4.1 軟質スラブフォーム
3.4.2 高弾性(HR)モールドフォーム
3.4.3 硬質ポリウレタンフォーム
3.5 技術動向
4 おわりに

《成形物》
第4章 ウレタンフォーム(軟質・硬質)
  (鈴木千登志)

第5章 塗料・接着剤・シーラント・エラストマーの製造技術  (岩崎和男)
1 CASEの概要
1.1 CASEとは
1.2 CASEの需要
1.3 CASEの製造に係わる生成反応
2 PUR系エラストマー
2.1 エラストマーの概要
2.1.1 エラストマーの歴史
2.1.2 エラストマーの分類
2.2 エラストマーの原材料
2.3 製造方法及び設備
2.3.1 熱可塑性PURエラストマー(TPU)
2.3.2 熱硬化型PURエラストマー
2.4 性能
2.4.1 TPUの性能
2.4.2 熱硬化性PURエラストマーの性能
2.5 特徴及び用途
2.5.1 TPUの特徴及び用途
2.5.2 熱硬化型PURエラストマーの特徴及び用途
3 PUR系塗料(コーテイング剤)
3.1 PUR系塗料の概要
3.1.1 歴史
3.1.2 分類 
3.2 PUR塗料の原材料
3.2.1 塗料としての共通の原材料
3.2.2 PUR系塗料としての原材料
3.3 PUR塗料の製造方法及び設備
3.3.1 PUR系塗料の設計上、製造上の留意点
3.3.2 PUR系塗料の主要要素(ポリマー成分)の製造方法
3.3.3 PUR系塗料の製造方法
3.4 PUR塗料の性能,特徴及び用途
4 PUR系接着剤(Adheisives)
4.1 PUR系接着剤の概要
4.1.1歴史
4.1.2 分類
4.2 PUR系接着剤の原材料
4.2.1 PUR系主原料
4.2.2 添加剤
4.3 PUR系塗料の製造方法及び設備
4.3.1 PUR系接着剤の設計上の留意点
4.3.2 PUR系接着剤の主要成分(ポリマー成分)の製造方法
4.3.3 PUR系接着剤(全体)の製造方法,製造設備
4.4 PUR系接着剤の性能
4.5 PUR系接着剤の特徴及び用途
4.5.1 特徴
4.5.2 用途
4.5.3 連続ラミネート法
5 PUR系シーラント(シーリング材)
5.1 PUR系シーラントの概要
5.1.1 歴史
5.1.2 分類
5.2 PUR系シーラントの原材料
5.2.1 主原料
5.2.2 その他の原材料
5.3 PUR系シーラントの製造方法及び設備
5.4 PUR系シーラントの性能
5.5 PUR系シーラントの特徴及び用途
6 総括(まとめ)

第6章 水系ウレタン樹脂 (西野正和)
1 はじめに
2 水系ウレタン樹脂の概要
3 水系ウレタン樹脂の分類
4 水系ウレタン樹脂の製造方法
5 水系ウレタン樹脂 成膜機構と樹脂物性
6 水系ウレタン樹脂 動的粘弾性
7 水系ウレタン樹脂 展開分野
8 水系ウレタン樹脂の期待と課題

《製品》
第7章 断熱材
  (大川栄二)
1 硬質ウレタンフォームの断熱材として優れた特長
2 硬質ウレタンフォーム断熱製品の製造方法による大きな分類
3 断熱材としての適用例
4 建築物断熱用への適用事例
4.1 硬質ウレタンフォームのJIS規格
4.2 断熱材に関する公的仕様書等の状況
4.3 住宅・建築物の省エネルギー基準
4.4 施工概要
4.4.1 木造住宅の施工例
4.4.2 RC造の施工例
5 おわりに

第8章 家具・寝具用材料 (三村成利)
1 はじめに
2 家具・寝具の市場動向
3 マットレスの歴史
3.1 世界のマットレスの歴史
3.2 日本のマットレスの歴史
4 家具・寝具用ポリウレタンフォームについて
4.1 各フォームの特徴
4.2 低反発フォームについて
4.2.1 低反発フォームの国内の状況
4.2.2 低反発フォームの材料
4.2.3 低反発フォームの特徴
5 国内での家具・寝具用クッション用フォームの基準について
5.1 優良ウレタンマーク制度
5.2 家庭用品品質表示法
5.3 JIS規格
6 海外での家具・寝具用ウレタンフォームの基準
6.1 CertiPUR
6.2 CertiPUR-US
7 最近の技術開発について
7.1 暑さとむれ対策
7.2 療養・介護マットレス
8 まとめ

第9章 防水材,塗り床材 (亀村一郎)
1 はじめに
2 防水材
2.1 ウレタン防水の原理
2.2 ウレタン防水の材料
2.2.1 ウレタン防水材
2.2.2 副資材
2.3 ウレタン防水の工法
2.3.1 密着工法
2.3.2 通気緩衝工法(絶縁工法)
2.3.3 その他の工法
2.3.4 高伸長形(下層)・高強度形(上層)複合工法
2.4 ウレタン防水の用途と防水材料の特徴
2.4.1 屋上,ルーフバルコニー,搭屋屋根
2.4.2 ベランダ,開放廊下,階段室,大庇,小庇,笠木
2.4.3 駐車場
2.4.4 金属屋根,スレート瓦屋根,勾配屋根
3 塗り床材
3.1 ウレタン系塗り床材の種類
3.1.1 水性硬質ウレタン系塗り床材の組成と反応硬化機構
3.1.2 水性硬質ウレタン塗り床材の代表的な種類と基本物性
3.1.3 水性硬質ウレタン塗り床材の特長と用途

第10章 ポリウレタン系接着剤のトレンドと市場 (若林一民)
1 まえがき
2 ポリウレタン系接着剤のタイプ
2.1 ポリイソシアネート接着剤
2.2 プレポリマー接着剤
2.3 熱可塑性ポリウレタン接着剤
3 ポリウレタン系接着剤の機能化対応
3.1 ポリウレタン系エマルション形接着剤
3.2 ウレタン系反応性ホットメルト接着剤
4 ポリウレタン系接着剤の組成例
4.1 ポリウレタン系シーリング材(建築用)
4.2 ゴム対織物および繊維の接着
4.3 金属加工用接着剤
4.4 軟質PVC用接着剤
4.5 靴用接着剤
4.6 ポリウレタンフォーム用接着剤
4.7 木材加工用接着剤
4.8 FRP用接着剤
4.9 フィルムラミネーション用接着剤
5 おわりに

【市場編】

第1章 日本市場

1 概要
2 原料
2.1 ポリイソシアネート
2.2 ポリオール
3 ポリウレタン樹脂の製法および用途
4 ポリウレタンの需給

第2章 海外市場
1 概要
1.1 ウレタンフォーム
1.2 非ウレタンフォーム
1.3 中国市場

第3章 ポリウレタン原料市場
1 大原料の国内生産
2 海外の原料市場

第4章 イソシアネート
1 MDI
1.1 概要
1.2 製造法と物性
1.3 国内メーカー動向
1.4 海外動向
1.5 価格動向
2 TDI
2.1 概要
2.2 製造法と物性
2.3 国内メーカー動向
2.4 海外動向
2.5 価格動向
3 MDI,TDI以外の主なイソシアネート
3.1 Polymeric MDI
3.2 HDI
3.3 IPDI
3.4 H12MDI(水添MDI)
3.5 NDI
3.6 TMDI
3.7 XDI
4 その他のイソシアネート

第5章 ポリオール
1 PPG
1.1 概要
1.2 製造方法・物性
1.3 メーカー動向
1.4 国内需要動向
1.5 海外動向
1.6 価格動向
2 PTMG
2.1 概要
2.2 製造法・物性
2.3 需要とメーカー動向
2.4 海外動向
3 1,4-ブタンジオール
3.1 概要
3.2 製造法・物性
3.3 需要とメーカー動向
3.4 海外動向
4 NPG
4.1 概要
4.2 製造法・物性
4.3 需要とメーカー動向
4.4 海外動向
5 その他のポリオール

第6章 ポリウレタンフォーム
1 軟質フォーム・半硬質フォーム
1.1 概要
1.2 種類・用途および特徴
1.2.1 加工法と特徴
1.2.2 軟質フォームの主な用途と需要
1.2.3 メーカー動向
1.2.4 海外動向
2 硬質ウレタンフォーム
2.1 概要
2.2 種類および特徴
2.2.1 製造法
2.2.2 発泡・成形方法と特徴
2.3 種類と用途,需要動向
2.3.1 種類による用途
2.3.2 国内需要動向
2.3.3 メーカー動向
2.3.4 海外動向
3 発泡剤
3.1 概要
3.2 発泡剤と環境問題
3.3 新規発泡剤の開発動向

第7章 RIM,R‐RIM
1 概要
2 種類・用途および特徴

第8章 ウレタンエラストマー
1 概要
2 種類と特徴
3 熱可塑性ウレタンエラストマー(TPU)
3.1 TPUの分類
3.2 TPUの需要
3.3 メーカー動向
3.4 海外動向
3.5 価格
4 熱硬化性ウレタンエラストマー(TSU)
4.1 TSUのタイプと用途
4.2 TSUの需要
4.3 メーカー動向
4.4 海外動向
4.5 価格


第9章 スパンデックス
1 概要
2 種類・用途および特徴
3 製法と用途
4 需要とメーカー動向

第10章 透湿・防水素材
1 概要
2 主な素材とメーカー

第11章 塗料
1 概要
2 種類と特徴
3 メーカーと製品
4 需要動向
5 水系塗料

第12章 接着剤
1 概要
2 種類・用途および特徴
3 需要動向
4 メーカー動向
5 海外動向
6 水系接着剤
7 バインダー
7.1 概要
7.2 種類・用途および特徴

第13章 電子部品
1 概要
2 断熱材
3 プリンター部材

第14章 建築・土木材料
1 概要
2 種類・用途および特徴
3 シーリング材
3.1 概要
3.2 種類・用途および特徴
3.3 需要動向
3.4 メーカー動向
4 グラウト材
4.1 概要
4.2 メーカー動向
5 弾性舗装材
5.1 概要
5.2 種類・用途および特徴
5.3 需要とメーカー動向
6 床材
6.1 概要
6.2 メーカー動向

第15章 人工皮革・合成皮革
1 人工皮革の概要
2 人工皮革の用途
3 人工皮革の需要動向
4 人工皮革のメーカー動向
5 合成皮革の概要
6 合成皮革の需要動向
7 メーカー動向
 
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