経産省が製造業者に再生材の使用量の目標や実績の報告を義務化する方向での動きを見せるなど、
目下の課題としての存在感を増す、プラスチックのリサイクルについて
材料設計と成形加工の技術的観点からサポートするセミナーです。

プラスチックのリサイクル促進に向けた
材料設計・成形加工の技術と知識【WEBセミナー】
モノマテリアル化の要素技術、リサイクルレジン使用の注意点、ポリマーブレンド、構造制御、、etc.

Live配信(アーカイブ配信付)

セミナー概要
略称
リサイクルプラ技術【WEBセミナー】
セミナーNo.
st250103
開催日時
2025年01月20日(月) 13:00~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:[email protected] 問い合わせフォーム
講師
北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 マテリアルサイエンス系
物質化学フロンティア研究領域 教授 工学博士 山口 政之 氏
【兼任】北陸先端科学技術大学院大学 カーボンニュートラル研究センター センター長
【専門】高分子レオロジー、成形加工
価格
非会員: 37,400円(税込)
会員: 35,640円(税込)
学生: 37,400円(税込)
価格関連備考
定 価 :1名につき 37,400円(税込)
会員価格:1名につき 35,640円 2名の場合 49,500円、3名の場合 74,250円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※請求書は主催会社より代表者のメールアドレスにご連絡いたします。
備考
PDFテキスト(印刷可・編集不可)

※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

【ライブ配信(Zoom使用)セミナー】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
・お申し込み後、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。

【アーカイブ(見逃し)配信について】
視聴期間:1/21~1/27の7日間
※アーカイブは原則として編集は行いません
※視聴準備が整い次第、担当から視聴開始のメールご連絡をいたします。
講座の内容
受講対象・レベル
・リサイクルレジンの使いこなしを目指している方
・相容化剤などの研究開発に携わっている方
・モノマテリアル化に取り組まれている方
・現場で製造、加工などの業務に携わっている方
・プラスチックの高性能化やポリマーブレンドの技術開発に携わっている方
習得できる知識
・環境対応ポリマー材料の開発に必要となる高分子物性・加工の基礎
・ポリマーブレンドの構造制御技術および高性能化の手法
・リサイクル樹脂を使いこなすための基本的な知識
趣旨
 環境問題への意識の向上、さらには国内外における法規制の強化により、プラスチック製品のリサイクルに対するニーズが高まりつつあり、リサイクルレジンの使用が必須となりつつあります。また、マテリアル・リサイクルを容易にするために、モノマテリアル化による製品開発も急速に進んでいます。本セミナーでは、プラスチックの環境対応技術に取り組むために必要となる知見を、材料設計技術/成形加工技術の両面から解説します。
プログラム

1.環境対応プラスチックとは?
 
2.モノマテリアル化に必要となる要素技術
  ~ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレートにおける
モノマテリアル化の課題と技術~
 2.1 積層フィルムの構成と必要な物性 (3材料の特性比較)
 2.2 ポリプロピレン(種類と特徴)
 2.3 ポリエチレン(一次構造と物性の関係)
 2.4 ポリエチレンテレフタレート(性能決定因子)
 2.5 水蒸気・ガスバリア性の決定因子と改質法
 2.6 ヒートシール性の付与
 2.7 剛性向上のアプローチ

3.マテリアル・リサイクルに必要となるポリマーブレンドの基礎知識
  ~非相溶なポリマーブレンドの構造制御技術~

 3.1 ポリマーブレンドの基礎と混和性の予測
 3.2 流動場・圧力の影響:最新の研究内容の紹介
 3.3 相互作用パラメータと界面張力
 3.4 非相溶系ブレンドにおける相分離構造の決定因子
 3.5 界面での滑りを利用した高流動化:最新の研究内容の紹介
 3.6 三成分系ブレンドの相構造
 3.7 相容化剤とその役割
 3.8 反応性相容化剤による構造制御
 3.9 ポリオレフィン系ブレンドの相溶性と構造制御
 3.10 長鎖分岐ポリマーのブレンドによる成形性向上:最新の研究内容の紹介
 3.11 ポリマーブレンドの流動誘起結晶化:最新の研究内容の紹介
 
4.リサイクルレジン使用の注意点
  ~使いこなすために必要な知識と技術~

 4.1  リサイクルレジンに対する考え方
 4.2 固体輸送部での注意点
 4.3 分散性向上のための混合の基礎と加工機の選択
 4.4 スクリーンメッシュの選択と考え方
 4.5 劣化対策と安定剤処方
 4.6 リサイクル・ポリエチレン使用時の注意点
 4.7 リサイクル・ポリプロピレン使用時の注意点
 4.8 リサイクル・ポリエステル使用時の注意点
 4.9 その他のリサイクル樹脂使用時の注意点
 4.10 射出成形での注意点 ~シルバーストリークなど
 4.11 押出成形での注意点 ~目ヤニ、フィッシュアイなど 

 □質疑応答□

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