★界面活性剤の基本的な物性、性状、今後の研究、生産現場で発生する要望、問題点等、短時間で学習できます!
こちらは2/26実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。期間中何度でも視聴できます
1.界面活性剤とは?
1-1.界面活性剤の種類と性状
界面か製剤をイオン性で分類するとアニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、両性界面活性剤の4種がある。それぞれの性状の説明。
1-2.分散、消泡を考える基礎になる界面活性剤の働きと作用とは
①表面張力とは?
・実際の用途における表面張力の意味とその応用
②ぬれとは?
・ぬれ性の意味と応用
③ミセルとは?
・ミセルの意味。臨界ミセル濃度と界面活性剤の性能発揮の関係
④HLBとは?
・HLB値の意味と物性の関係。HLBの使い方。HLBと曇点の関係
2.分散とは、分散剤とは?
分散剤ならどのような粉体でも分散できるか、どのような泡でも消すことが出来るか?⇒⇒⇒答えは“NO!”
2-1.分散の3要素⇒⇒⇒分散を考える時の基本概念
①ぬれ性
・凝集した粒子をぬれ剤(湿潤・分散剤)でぬらし膨潤させる
②解きほぐし性
・ぬれ剤で膨潤した粒子を機械力で一次粒子に解きほぐす
③安定性
・一旦解きほぐれた一次粒子が再凝集し、分離・沈降しないよう安定な分散体にする
2-2.水系分散剤選定のポイント
①粉体の性状・物性(極性)と分散剤の物性(組成、構造、極性、分子量等)のマッチングは?
②粉体の粒子径、粒子形と分散剤の組成の関係(お互いの親和性が大切)
2-3.水系分散剤の簡易選定法、簡易評価法について
①粘度・添加量曲線の作成と評価法
②試験管沈降法他
3.泡とは?
消泡剤ならどのような泡でも消せるか?⇒⇒⇒答えは“NO!”
消泡剤は破泡剤、抑泡剤、脱泡剤の三種がある。それぞれ泡の種類により働きが異なる。
液面の泡を消すのが破泡、液中の微小な泡を合一させ大きな泡とし液面に浮上させるのが脱泡剤等
3-1.泡は何故発生するのか
①表面張力と泡の関係・・・マランゴニー効果による泡の安定化
・表面張力が低い界面活性剤は泡の原因になりやすい
②機械的巻き込み泡
・ディスパーの回転軸からの泡の巻き込み、ボールミリング時の泡の巻き込み等
3-2.泡は何故消えないのか⇒泡を安定化させている要因は?
・表面張力の低い界面活性剤の存在、
・系の粘度が高い
・分散時の分散機の機械的応力が大きい
・疎水性微粒子粉体の存在 等
・表面張力、デイビスのHLB、マランゴニー効果
3-3.泡を消す⇒消泡剤の選定法等
①消泡剤の種類(破泡剤、抑泡剤)と性能、問題点の関係及び使い方、選定方法
・例えば、シリコーン系消泡剤は消泡力は大きいがハジキの原因になりやすい
②消泡剤の組成と消泡性能の関係について