微粒子の分散安定化のための必須基礎知識【アーカイブ配信】

こちらは2021年6/22実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。お申し込み後1週間を視聴期間とし、その間何度でも視聴できます
※申込後に請求書は郵送でお送りし、セミナー資料(PDF形式)と視聴用URLはEメールでお知らせします。

セミナー概要
略称
微粒子分散安定化【アーカイブ配信】
セミナーNo.
210639
配信開始日
2021年06月22日(火)
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:[email protected] 問い合わせフォーム
講師
小林分散技研 代表 小林 敏勝 氏 東京理科大学 理工学部 客員教授
【略 歴】
分散技術アドバイザー
色材協会 名誉会員、監事
元 日本ペイント(株)
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
■ 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
 ・1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。
■会員登録とは?⇒よくある質問
備考
セミナー資料(PDF)と動画のURLをメールでお送りします。セミナー資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講座の内容
受講対象・レベル
微粒子分散に携わる初心~中堅技術者
趣旨
粒子分散系は、導電ペースト、電池、セラミックス、塗料、インキ、文具など様々な分野で利用されているが、「ポテポテで流動性が無い。」、「うまく塗工できない。」、「時間が経つと凝集や沈降が生じたり、粘度が増加したりする。」などの問題に直面するケースが多い。これらの不良現象の原因は概ね分散安定性不良である。本講座では、上記の諸問題が生じない良好な分散安定性を得るための、基本的な考え方、粒子と分散剤(高分子)と溶剤の最適な組み合わせ方、分散剤の作用機構・最近の開発動向と配合量の決め方、などについて平易に解説する。
プログラム

1.微粒子分散と分散安定化に関する基本事項
  1.1 粒子分散系の作り方~ブレークダウン法とビュルドアップ法~
  1.2 粒子分散を単位過程に分けて考える
   1.2.1 ぬれ ~ぬれを考えるのは有機粒子の水性系での分散だけ~
   1.2.2 機械的解砕
   1.2.3 分散安定化
  1.3 分散安定化の意味
   1.3.1 粒子/ビヒクルの界面張力の低下と粒子間引力の低減
   1.3.2 粒子間反発力の生成
   1.3.3 ISOの分散安定性の定義
  1.4 主要成分(粒子、分散剤などの高分子、溶剤)間の親和性はどうあるべきか
2.粒子分散系の性質、不良現象と分散安定性との関係
  2.1 フロキュレートの形成と流動性(ポテポテ・サラサラの違い)、離漿
  2.2 粘度上昇
  2.3 沈降(微粒化しておけば沈降しない。
     沈降するのは安定性不良による凝集のせい。)
  2.4 粒子分散液の混合に伴う不具合現象
    (それぞれの分散系は安定であっても、混合すると・・・。)
  2.5 過分散(一次粒子の破砕に伴う安定性不良)
  2.6 温度と分散安定性
3.有機溶剤系における分散安定化
  3.1 酸塩基相互作用による高分子吸着と分散安定化
  3.2 高分子と粒子の酸塩基性の評価法
  3.3 溶剤の選択は溶解性パラメーター(SP)で
4.水性系における分散安定化
  4.1 水の溶剤としての特異性
     ~大きな分子間凝集エネルギーと疎水性相互作用~
  4.2 静電斥力による分散安定化と適用上の注意点
  4.3 疎水性相互作用による高分子吸着とぬれの両立
  4.4 共存有機溶剤の影響
  4.5 疎水性粒子にはぬれの問題も
5.分散剤
  5.1 分散剤の種類と使い方
  5.2 高分子分散剤の分子構造と分散安定性 〜アンカー部と溶媒和部〜
  5.3 ブロック型高分子分散剤の合成例
  5.4 分散剤の選択と処方量の決め方
  5.5 新しい分散剤に関する話題
   5.5.1 リビング重合法の利用
   5.5.2 水性系用分散剤
Appendix 塗料における顔料分散配合の例

キーワード
粉体,顔料,微粒子,粘度,DLVO,ライブ,WEBセミナー
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