2025年02月19日(水)
10:00~16:30
四季サイエンスラボラトリー 代表 山口 透 氏
<ご専門>
微生物学、滅菌、放射線化学、高分子化学
<ご略歴>
1955年生、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社にて医薬品、医療機器、医薬部外品、化粧品の開発(微生物関連、試験開発及びEO滅菌バリデーション)、品質保証、薬事業務に従事し、2001年より住重アテックス株式会社にて、電子線による改質、滅菌技術の研究開発、及び医薬品、医療機器等の電子線滅菌導入に係る滅菌条件設定、微生物、理化学受託試験を担当、2015年退職後、コンサルタント業(滅菌、微生物管理、放射線改質)開始、現在に至る。
元ISO TC198 WG8国内検討委員、 元ISO TC85 WG3 国内検討委員、元各JIS化検討委員、日本防菌防黴学会、高分子学会会員
<著書>
1.新GMP微生物試験法 (株) じほう
2.食・健康の高安全化 サイエンス&テクノロジー(株)
3.微生物管理実務と最新試験法 (株)情報機構
4.バリデーション全集 (株)情報機構
5.医療機器の滅菌関連試験実務とトラブル解決 (株)情報機構
6.ゲル化・増粘剤の使い方、選び方事例集 (株)技術情報協会
7.滅菌バリデーションと関連試験 (株)情報機構
非会員:
55,000円
(本体価格:50,000円)
会員:
49,500円
(本体価格:45,000円)
学生:
55,000円
(本体価格:50,000円)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
・1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。
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よくある質問
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
資料付
【LIVE配信セミナーとは?】
・本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
・「ミーティング用Zoomクライアント」をダウンロードするか、ZOOM を
ダウンロードせず、Web ブラウザから参加するかの2種類がございます。
※ダウンロード版を推奨しております。
ZOOM WEBセミナーのはじめかたをご覧ください。
・お申込み後、受理のご連絡メールをさせていただきます。
一部メールが通常セミナー形式(受講券、請求書、会場の地図)になっておりますが
LIVE配信のみのセミナーです。
・お申込み後、接続テスト用のURL(https://zoom.us/test)から
「ミーティングテストに参加」を押していただき動作確認をお願いします。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時の10分前に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・セミナー資料は郵送にて前日までには、お送りいたします。
ご自宅への送付を希望の方はコメント欄にご住所などをご記入ください。
・ご質問については、オープンにできるご質問をチャットにご記入ください。
・タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
・講義の録音、録画などの行為や、テキスト資料、講演データの権利者の許可なく
複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
・医療機器のバイオバーデン測定を正しく正確に測定し管理するための知識を習得できる
・無菌性の試験を適正に実施することができ、正しい結果を得ることができる
・ISO規格を正しく理解でき、QMS査察等の指摘事項を低減できる
医薬品医療機器等法(薬機法)が施行され、滅菌バリデーション基準が改訂されるなど滅菌関連の規制が年々厳しくなっており、薬事規制を遵守し、規格基準を正しく解釈してシステムを構築、運用することが求められています。
本セミナーは、2018年改定されたISO11737-1および2021年のAmd.1:バイオバーデン測定規格の変更点解説を中心に、バイオバーデン試験法のバリデーションの対応方法、バイオバーデンを低く安定化するための管理方法、バイオバーデンを正しく測定するための測定実務、問題点の対策について説明します。 また、2019年改訂の、ISO11737-2:無菌性の試験について、適正に試験を実施するための情報と実施方法について解説し、改訂のポイントおよび要求事項を解説します。本セミナーが微生物試験および管理をさらにレベルアップするために役立てることができれば幸いです。
1. バイオバーデン測定 ( ISO11737-1:2018,Amd1:2021、 JIS T11737-1:2013)
1.1 ISO11737-1:2018およびISO11737-1:2018,Amd1:2021変更の要点
1.2 バイオバーデン測定の目的とサンプリング法
サンプルサイズ設定の根拠/グルーピングの考え方と要件、包装の考え方、注意事項
1.3 バイオバーデン測定と測定法バリデーションと実施例
試験法適合性、取出し法の妥当性と回収率、培地培養条件の妥当性、同定試験
1.4 バイオバーデン菌種同定と簡易同定による管理方法
1.5 バイオバーデン管理、測定法の維持と変更管理
管理基準値設定と基準逸脱処理、バイオバーデンスパイクの原因調査と管理方法、
統計処理、変更管理
1.6 バイオバーデン測定上の問題点と対策
未検出の取扱い、測定精度の考え方と向上方法、検出限界と改善法、滅菌対象とバイ
オバーデン測定対象、取り出しの妥当性、芽胞接種後の乾燥影響、回収液の分割、
過大評価、過小評価
1.7 バイオバーデンの測定事例
(注射針、注射器、輸液セット、カテーテル、ダイアライザー、生検針、縫合糸、縫合
器、血液回路、衛生材等)
1.8 低バイオバーデンの測定法 (培地浸漬法、MPN法、シェーカー法など)
1.9 低バイオバーデンの滅菌抵抗性によるトラブル事例(放射線滅菌)
高抵抗性菌による滅菌不良、損傷菌による検定線量試験失敗、包装汚染による滅菌線
量設定失敗、
1.10 バイオバーデンの滅菌抵抗性(11135,11137.11138-7)
バイオバーデンの抵抗性要因、バイオバーデンとBI抵抗性比較(EO滅菌)、標準抵抗
性分布(放射線滅菌)、抵抗性測定法(生残曲線法、部分生残法)
1.11 製品SALの考え方(バイオバーデンの無菌性水準保証)(EO滅菌)
1.12外部依頼試験の責任関係
1.13 QMS適合性調査不適合事例
・バイオバーデン取り出しの妥当性が担保されていない(7.2 b)
・バイオバーデン管理水準、設定の根拠が適正でない(8.6)
・バイオバーデン代表サンプル、サンプルサイズが適正でない(5.1)
・バイオバーデ測定のタイミングが考慮されていない(5.1.3)
・バイオバーデン回収率の不適切事例
2. 無菌性の試験( ISO11737-2:2019 、 JIS T11737-2:2013)
2.1 ISO11737-2:2019 変更の要点
2.2 無菌性の試験と除外規定
どのような評価に用いる試験か。無菌試験との違いと試験有効性
2.2 製品の選択、SIP、包装要件(サンプルサイズ、グルーピング、SIP)
2.3 実施方法と評価方法
滅菌適合性試験、包装、試験環境、培地培養方法
2.4 妥当性検証(適合性試験、試験方法と判定評価方法(偽陰性/偽陽性)、培地培養条件
培地性能試験、無菌操作法、試験環境)
2.5 無菌性の試験で考慮すべき事項
製品の浮遊、損傷菌、偽陰性/偽陽性の判定方法、陽性判定方法と試験コントロール
2.6 測定法の維持と変更管理
2.7 外部依頼試験の責任関係
2.8 無菌性の試験のトラブル事例
損傷菌の試験への影響と対策、培養観察と判定結果、試験環境モニタリングと
無菌操作法(QMS適合性調査)
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