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分散剤の上手な使い方【アーカイブ配信】

こちらは2021年11/5実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。お申し込み後1週間を視聴期間とし、その間何度でも視聴できます
※申込後に請求書、セミナー資料(PDF形式)と視聴用URLはEメールでお知らせします。

セミナー概要
略称
分散剤【アーカイブ配信】
セミナーNo.
211120
配信開始日
2021年11月05日(金)
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:[email protected] 問い合わせフォーム
講師
小林分散技研 代表 小林 敏勝 氏 東京理科大学 理工学部 客員教授
【略 歴】
分散技術アドバイザー
色材協会 名誉会員、監事
元 日本ペイント(株)
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
■ 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
・1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。
・3名以上同時申込は1名につき27,500円(税込)です。
■会員登録とは?⇒よくある質問
備考
セミナー資料(PDF)と動画のURLをメールでお送りします。セミナー資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講座の内容
受講対象・レベル
粒子分散液の設計・製造に携わる(ことになった)、初心~中堅技術者
習得できる知識
粒子を分散するということの意味、分散剤が必要な理由、市販されている分散剤の種類とその構造、分散剤の具体的な選択指針、配合量の決め方
趣旨
粒子分散液の製造・配合設計では適切に分散剤を選択し、使用することがキーポイントになることが多い。本講では、まず粒子分散の基本的なメカニズムを説明し、分散剤がどのような目的で、なぜ必要かを明らかにする。 次に、現在分散剤として使用されている界面活性剤や高分子分散剤についてその構造や合成法、特徴について、各論的に説明する。最後に、実際に粒子分散液の配合設計をする際の手順や分散剤の評価・選定法、分散配合の具体例を示す。最近、水性系での粒子分散が増加しているが、吸着のドライビングフォースや高表面張力など、水独特の要因があり、この点についても留意点を明確にしたい。
プログラム

1.粒子分散のメカニズム(なぜ分散剤が必要なのかを理解するための基礎知識)
  
1.1 粒子分散の単位過程 ~濡れ・機械的解砕・分散安定化~
  1.2 良い濡れのための条件
   1.2.1 粒子間力とハマカー定数
   1.2.2 濡れに影響する因子
   1.2.3 粒子と分散ビヒクルの表面張力から接触角を予想する
   1.2.4 拡張濡れとなるための条件(粒子分散では接触角ゼロの拡張濡れが理想)
  1.3 分散の安定化と不安定性の軽減
   1.3.1 粒子間に斥力を働かせるのが分散安定化、
       粒子/分散ビヒクルの界面張力を低下させると不安定性は低減する
   1.3.2 静電斥力による分散安定化を考える上での注意点
  1.4 濃厚粒子分散系での分散安定化
   1.4.1 高分子吸着による分散安定化のメカニズム
   1.4.2 粒子分散液の主要三成分(粒子・分散剤・溶剤)間の
       親和性に関する基本的な考え方
  1.5 分散配合設計の要点
2.分散剤の種類と働き
  
2.1 分散剤の働き ~濡れの改善と粒子間斥力の生成~
  2.2 分散剤の種類と特徴
  2.3 界面活性剤概論
   2.3.1 界面活性剤の基本構造
   2.3.2 粒子分散に影響する因子
   2.3.3 臨界ミセル濃度
   2.3.4 曇点
   2.3.5 HLB(Hydrophile-Lypophile Balance)
  2.4 高分子分散剤の分子設計
   2.4.1 高分子の粒子への吸着形態 (Loop-Train-Taleモデル)
   2.4.2 アンカー部と溶媒和部
   2.4.3 水の溶剤としての特殊性
   2.4.4 アンカー分布と粒子分散性
   2.4.5 分子中に離散した複数のアンカー部を持つ高分子による橋かけ凝集
  2.5 ホモポリマー型・ランダム型高分子分散剤各論
   2.5.1 ポリビニルアルコール (PVA)
   2.5.2 ポリアルキレンオキサイド
   2.5.3 ポリビニルピロリドン (PVP)
   2.5.4 ポリエチレンイミン (PEI)
   2.5.5 スチレン-マレイン酸共重合体 (SMA)系分散剤
   2.5.6 アンカー官能基を持つバインダー樹脂の例(有機溶剤系・水性系)
  2.6 ブロック型高分子分散剤とその合成例
   2.6.1 直鎖型とくし型分散剤
   2.6.2 Grafting through法とその例
   2.6.3 Grafting onto法とその例
   2.6.4 分散剤の進化とコントロール重合法
   2.6.5 分散剤合成に使用される主なコントロール重合法
   2.6.6 コントロール重合法とは
       RAFT(Reversible Addition-Fragmentation chain Transfer)法を例にして
   2.6.7 コントロール重合法で合成された高分子分散剤の化学構造
3.分散剤を使う
  3.1 分散剤選定までの流れ
   3.1.1 分散剤マップの例
   3.1.2 酸塩基性の評価法
   3.1.3 溶解性・相溶性のチェック
  3.2 分散剤の基本配合量
   3.1.4 評価時の基本となる配合量の算出
   3.1.5 フローポイント法
  3.3 シナージスト
   3.3.1 シナージストとは
   3.3.2 シナージストの使い方
  3.4 分散配合の具体例
   3.4.1 有機溶剤型塗料における顔料分散配合の例
   3.4.2 水性塗料における顔料分散配合の例
   3.4.3 水性粒子分散液を使用する際の注意事項
4.まとめ、Q&A、参考書籍

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